【タコ釣り入門】タコの釣り方、注意点、おすすめスポット・時期・タックルを紹介

タコ釣りは地域にもよりますが、春ごろからがベストシーズンです。漁業権に注意して楽しみましょう。今回、釣りラボでは、タコが釣りやすい場所、準備するもの、釣るコツ、関東と関西地方のおすすめスポットを紹介します。

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タコ釣りにおすすめの時期と時間帯

タコ

出典:写真AC

この項では、マダコ釣りについて説明します。
投げ釣りの外道としておなじみのイイダコ釣りは全く異なるジャンルの釣りのため、ここでは説明しません。

東京湾では、2019年に空前のマダコフィーバーが起こりました。
所謂「爆湧き」状態で、横浜、川崎など、東京湾奥で、マダコが春から夏にかけて釣れまくりました。

2020年もショア、オフショア問わず、前年に劣らぬ良い釣果を見せてくれました。
2021年も東京湾ではマダコフィーバーが期待されています。

マダコは基本一年中釣れますが、数が多く、釣りやすいのは初夏から盛夏にかけてです。
夜行性が強いマダコは、日中は岩の隙間の穴などに隠れていることが多いですが、エサとなる甲殻類や貝類等を見つけると昼間でも果敢に襲いかかります。

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タコ釣りにおすすめの場所・スポット

タコ

出典:写真AC

関東では東京湾、関西では大阪湾、明石市をはじめとした播磨灘がマダコ釣りの名所となっています。
マダコは塩分濃度の高い海水を好み、真水を極端に嫌いますので、付近に大きな河川が接続する海域には少ないです。
また、大雨が続いた後や台風後、塩分濃度が下がる、所謂「水潮」の状態時は活性が著しく下がることがあります。

この、塩分濃度の低い水を嫌う傾向はイカ類、タコ類全般的に言えます。

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タコ釣りの方法【動画】

タコ

出典:写真AC

タコ釣りの方法は、タコエギ、タコジグ、タコテンヤなど、疑似餌のタイプごとにさまざまありますが、一番古くから行われているものはタコテンヤを使った方法です。
タコテンヤは、基本的に足元から数メートルといった近距離で使用します。
また、タコテンヤは、エサとなるものを結び付けて使用します。

タコエギは、イカのエギ同様、キャストに対応しますので、広範囲を探るのであればタコエギが適しています。
タコジグは、堤防のキワなど、垂直方向を探る水深のある堤防で行う場合はタコジグがおすすめです。

タコジクでの釣り方

タコジグは、小型のタコのようなジグを複数個つけて、垂直方向に仕掛けを落として誘う釣り方です。
ボトムバンピング(底をチョンチョン叩くような誘い方)で堤防のヘチ際を釣り歩くようにします。
数メートル程度であればキャストもできますので、ヘチ際で芳しくない場合は少し投げてみましょう。

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タコエギでの釣り方

タコエギは、イカ用のエギを改造したものです。
重くして、カンナをタコ用のものに替えたものがタコエギと思って間違いありません。
ロングキャストができますので、遠くを探りたい場合はタコエギを使います。

イカ釣りのような派手なシャクりアクションはしません

リールは、スピニングリールでもベイトリールでも良いですが、ロングキャストすることが多い場合は、パワーギア設定のすひが良いでしょう。

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テンヤでの釣り方

タコテンヤは、もっとも古くからおこなわれているタコ釣りのメソッドです。
ロッドを使わず、糸巻きにタコテンヤ用の太いロープを巻いて投げることもあります。
テンヤに魚やカニ(本物でも疑似餌でも可)をつけて投げるのが基本ですが、ラッキョウや消しゴムなど、白いものに興味を示すマダコの習性を利用する方法もあります。

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タコ釣りで気をつけること・注意点

タコ

出典:写真AC

タコ釣りを行う際に気を付けること並びに注意点について説明します。

漁業権を確認

まずは漁業権です。

マダコは、各都道府県のほとんどの海域で漁業権が設定されています
厳密にいうと、ショアではマダコ釣りができる場所は殆どありません。
各都道府県の漁業権については、「水産地図」、「漁業権マップ」等の名前で後悔されていることが多いので、必ず確認しておきましょう。

また、「海面漁業調整規則」には、種類ごとの採捕禁止期間や採捕禁止サイズ、使用不可の道具など、詳細が掲載されていますので、合わせて確認しておきましょう。

ヒョウモンダコに注意

猛毒の「ヒョウモンダコ」が生息範囲を広げています。
ヒョウモンダコは熱帯性の小型のタコですが、昨今の海水温の上昇により、本州近海でも確認例が増えています。
黄色い身体に青色の豹紋が入っているため、すぐにわかりますが、もし釣れたら絶対に触らないようにしましょう。

ヒョウモンダコの唾液には、フグの毒と同じテトロドトキシンという神経毒が含まれていて、身の危険を感じると毒を吐き出したり、噛みついたりします。
噛まれると非常に危険です

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タコ釣りにおすすめのタックル・仕掛け

タコ

出典:写真AC

ここからは、タコ釣りにおすすめのタックル・仕掛けを紹介します。

どのような仕掛けを使うかにかかわらず、ロッドはパワーが最重要です。
岩や壁に張り付いているマダコを引き剥がすためにはロッドのパワーがないと話になりません。
極端に言えば、感度は必要ありません。

また、高価なロッドも必要ありません。
安くてもキチンとタコ釣り用に設計されているロッドを購入しましょう。

また、ラインも太くて強いものを使用します。
細いラインは危険です。
強度最優先で選びましょう。

タコジグで狙う場合のタックル・仕掛け

タコジグで狙う場合のタックル・仕掛けを紹介します。

  • タコ対応の短めのベイトロッド(6〜7フィート)
  • タコ釣り対応のベイトリール
  • タコジグ(赤やオレンジなど派手な暖色系)
  • ライン PE4〜5号

タコジグは、堤防で狙う場合はヘチへの根がかりを防ぐため単体で、オフショアで狙う場合は2〜3個連結します。

タコエギで狙う場合のタックル・仕掛け

タコエギで狙う場合のタックル・仕掛けを紹介します。

  • タコ対応のロッド、長さは、キャスト対応できるもの(8フィート前後)
  • 中型スピニングリールもしくは小型ベイトリール
  • ラインはPE2号前後、25lb前後のフロロカーボンリーダーを1m程度つける
  • タコエギは3号を標準とする

キャストを主体にするタコエギ釣りは、キャスタビリティを考慮する必要があるため、他の釣法よりライトな仕掛けとなりますが、ロッドパワーは他と同じく強度が必要です。

テンヤで狙う場合のタックル・仕掛け

タコテンヤで狙う場合のタックル・仕掛けを紹介します。

  • タコテンヤ対応ロッド(6〜7フィート)
  • テンヤ(堤防の場合は15〜20号程度、オフショアの場合は30〜50号程度)
  • ラインはPE3〜4号
  • テンヤにはカニやエビを模したルアーもしくは生餌(魚)を縛り付ける
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タコの締め方と持ち帰り方

タコ

出典:写真AC

タコはイカと同じく、眉間にピックを刺して神経締めにします。
しかし、1回では完全に締めることはできません。
マダコの神経は足一本一本それぞれ対応する神経が違いますので、周辺をぐりぐりしながら何度か刺します。

神経締めに成功した足は瞬時に白く変色するため、全身が白く変色するまで刺します
神経締めが終わったら、胴に手を入れて裏返しにして、内臓を取り去ります。

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タコ釣りについてまとめ

タコ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「【タコ釣り入門】タコの釣り方、注意点、おすすめスポット・時期・タックルを紹介」というテーマに沿って、

  • タコ釣りにおすすめの時期と時間帯
  • タコ釣りにおすすめの場所・スポット
  • タコ釣りの方法【動画】
  • タコ釣りで気をつけること・注意点
  • タコ釣りにおすすめのタックル・仕掛け
  • タコの締め方と持ち帰り方

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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