穴釣りはテトラポットの隙間に仕掛けを落として魚を色々な種類の魚が釣れる、人気の釣り方の一つです。今回、釣りラボでは、そんな穴釣りの集魚効果を高める最強餌に焦点を当て、5つの最強餌や手作り餌の作り方などを詳しく解説していきます。
そもそも穴釣りとはどんな釣り?
防波堤には、それに続いてテトラや石積などが置かれている場所があります。
その至るところには隙間ができていて、その隙間(穴)を狙うのが穴釣りです。
テトラの底近くは暗く、外敵から身を隠す場所がたくさんあります。
また、餌になる小魚も多いため、魚がたくさん住み着いています。
ですから、釣れる確率が高く、しかも意外な大物が狙えるにもかかわらず、手軽で簡単にできるのが穴釣りの特徴です。
穴釣りの時期・季節
穴釣りの決まったシーズンはなく、一年を通して楽しめます。
釣りものが少なくなる寒い時期でも安定した釣果が期待できます。
そのため、特に冬がお薦めで、その場合比較的水温の高い深場がポイントになります。
穴釣りで釣れる魚
穴釣りでは色々な魚が釣れます。
中でも対象となるのは、根魚と呼ばれる、岩場の底近くを好んで住む魚です。
代表的なものは以下の通りで、高級魚として食べておいしい魚が多いのも特徴です。
魚がドンドン釣れる!穴釣りで使う最強餌5選
では、いよいよ穴釣りで使う最強の餌5点をご紹介します。
低価格で、手に入れやすく、餌持ちがよく、もちろん良く釣れるのが良い餌の条件です。
状況により、アピールするために使う餌を大きくしたり、確実に食わせるために小さくしたり、付け方の工夫などが必要です。
今回は、特に穴釣りにおすすめな穴釣りの餌をご紹介します。
なお、他にも釣れたタコやアジを穴釣りの餌にするという方もいます。
穴釣り餌1:アオイソメ
アオイソメは、安くてどこの釣具店にも必ずあり、万能で良く釣れます。
生き餌なので、動きや臭いなどもあって、特に食いは抜群です。
ただし、いわゆるムシ類は男性でも苦手な人が多く、扱いは少々気を使います。
また、口にはキバのような顎があって、噛むことがありますので注意が必要です。
一本がけ、ちょんがけ、房がけなどで使います。
穴釣り餌2:サバの切り身
魚の切り身でも、サバは皮がしっかりして臭いもあるので、非常に食いがいい餌です。
餌が豊富にある釣り場向きで、特に光る皮に集魚効果があって、大物も狙えます。
釣具店のサバはそれほど安くはありませんが、スーパーなら安く手に入ります。
短冊またはサイコロのちょんがけで使い、皮のほうから刺すと餌持ちが良くなります。
穴釣り餌3:イカの切り身
程良い堅さがあって、特に餌持ちがいいのがイカの切り身の特徴です。
これも万能で食いが非常に良く、生でも冷凍でも変わりません。
釣具店ではあまり安くありませんが、スーパーなら安く買えます。
短冊切りをちょんがけで使います。
穴釣り餌4:エビ
エビ餌は、活きたエビから生エビ、オキアミまでいろいろあります。
釣具店やスーパーでは色々なエビを買うことができ、値段も様々です。
総じてエビ類は食いがいい万能餌です。
食いがいい分餌取りも非常に多く、餌持ちは良くありません。
通し刺しで、針先だけをわずかに出すようにして使うのが基本です。
穴釣り餌5:アサリなどの貝類
アサリなどの貝類も良く釣れる餌です。
冷凍アサリは釣具店でも売っていますが、あまり安いとは言えません。
しかし、スーパーでは安く売られています。
あるいは、干潮時に磯で採れる貝ならば無料で手に入れることができます。
貝は殻を割って付けます。
イカの塩辛やよっちゃんイカも餌の代用になる?
穴釣り用の餌としては、これ以外にも使えるものがいろいろあります。
中でも、もっと身近で、餌にも使える意外なものをご紹介します。
それは、まずはイカの塩辛と、もうひとつはよっちゃんイカです。
イカの塩辛は、実は知る人ぞ知る、釣り餌としてはなかなかのものです。
よっちゃんイカも釣り餌として重宝され、これも塩辛と同様、釣り餌に適した性質を合わせ持っています。
両者には共通の長所があり、それは以下の通りです。
食品ですから賞味期限はありますが、食べずに餌として考えればいつまでも使えます。
手作りの穴釣り最強餌の作り方を紹介
最後に、最強の穴釣り餌を手作りする方法をご紹介します。
それは塩で締めたサバで、良い釣り餌の条件全てで合格点を付けられます。
材料はスーパーで安く手に入れたサバ、これが恐らくコスパベスト、穴釣り最強餌です。
塩で締めるのはサバの水分を飛ばすためで、作り方は次の通りです。
塩気が強くなったり傷んできても、人間の食用でないので問題なく長期保存が可能です。
穴釣りの釣り方・コツ
餌について理解したら、穴釣りの釣り方を再度確認しておきましょう。
穴釣りでは、まずは釣れそうな穴(隙間)を探し、仕掛けを底まで落とし込みます。
そこで軽く誘って様子を見て、それで釣れなかったら、次々と別の穴を捜して当たりを待つだけの、非常にシンプルな釣りです。
穴釣りのコツ・ポイント
穴釣りで狙うのは、50cm位までと小さく、基本的には深い穴をお薦めします。
仕掛けを投入したら、必ずオモリが底に付くまで落とすのがポイントです。
また、底に付いたら速やかに糸を張ると根掛かりが避けられます。
1匹釣れた穴は、さらにその穴を攻めると2匹目、3匹目が釣れる可能性があります。
穴釣りをする際の注意点
テトラは丸い断面をしているものが多く、上は滑りやすいので足元に注意が必要です。
また、根魚はヒレやエラブタが尖っているものや、毒のある魚もいます。
素手で触らずに、必ずメゴチばさみやタオルを使うようにします。
さらに、根魚は成長が遅いので乱獲は避けましょう。
穴釣りの道具(タックル)・仕掛け
最後に穴釣りの道具(タックル)・仕掛けをご紹介します。
最近は穴釣り専用の道具やセットなどもありますが、専用でなくても十分に対応できます。
穴釣りロッド・リール
ロッドは、1~2m程度の短いものが良く、やや堅めのほうが根掛かりにも強いです。
リールはスピニングでもベイトでも大丈夫です。
穴釣りライン
ラインは、ナイロン3号程度で十分です。
根掛かりが多く、仕掛けのロストは避けられないので、特に予備の仕掛けを多めに準備する必要があります。
穴釣り仕掛け(ブラクリ)
ブラクリとは、オモリ、極端に短いハリス、針が一体となった仕掛けです。
これをラインにつないで使用し、主に根魚を狙います。
オモリが丸いので、コロコロと転がってスムーズに仕掛けが底まで落ちます。
また、針がオモリのすぐ下にあるので、底を攻めやすくなっています。
さらにオモリの形や仕掛けの短かさなどにより、根掛かりもし難くなっています。
色や形など、たくさんの種類のブラクリ仕掛けが用意され、自作することも可能です。
【オーナー針】あいなめブラクリ3号
ブラクリにも色々な形がありますが、これが最も一般的なブラクリ仕掛けです。
円錐を重ねたような、そろばん型のオモリと、赤が多いのも特徴です。
穴釣りルアー(ワーム)
最近は、穴釣りでも生餌の変わりにルアーのワームを使用することが増えてきました。
ワームとはミミズや小魚に似せた疑似餌のことで、柔らかいラバーなどでできています。
これをブラクリ、あるいはジグヘッドに付けて使います。
色はもちろん、臭いや味で魚を誘うタイプのワームなど様々あり、餌持ちは抜群です。
また、動きを演出する必要もあるので、その点多少の技術が必要となります。
穴釣りで使う餌についてのまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「穴釣りにオススメな最強餌5選!スーパーの代用餌や自作餌の作り方もご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。