学校のプールなどで多く見られるヤゴは何を餌として食べているのでしょうか?今回、釣りラボでは、ヤゴの餌についてヤゴが食べる代表的な餌や飼育方法についてご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
ヤゴとは?
ヤゴとは、イトトンボやヤンマなど、いろいろなトンボの幼虫のことを指します。
語源は、「ヤンマ(トンボ)の子」だというのが有力な説です。
夏前になると、ヤゴを学校のプールや水路で捕まえたことがある人はいませんか?
こういう場所で捕まえられるヤゴは、イトトンボの仲間であることが多いです。
もしヤゴを捕まえることができたら、ぜひ羽化するまでの数日間、観察してみてください。
羽化の様子はとても美しくて神秘的です。
今回の記事では、ヤゴが羽化するまでの飼育方法についてご紹介します。
ヤゴが食べる餌について
ヤゴを捕まえて、家で羽化するまで飼育してみようと考えたとき、一番気になるのは、ヤゴが何を食べるのかということです。
ヤゴが食べる餌について、お話ししします。
ヤゴは動く物に食いつく
ヤゴは、動く物に食いつきます。
動かない物は、ヤゴの好物のはずであっても見向きもしません。
ですので、基本的には生き餌を与えるか、もし手に入らない場合は、動かない餌を生きているかのように見せながら与えるとよいでしょう。
ヤゴの餌の量・頻度
ヤゴは、どのくらいの餌の量を食べ、またどのくらいの頻度で餌を与える必要があるでしょうか。
孵化したてのヤゴは、体長が2~3mmと小さいため、ミジンコなどの小さな餌を1日に少しずつ与えます。
脱皮を10回程度繰り返すと羽化直前になりますが、その頃は体長2cmほどの大きさになっているため、アカムシなどの大きめの餌を1日2~3匹程度与えます。
あまりにも餌が少ないと、ヤゴどうしで共食いをすることがありますので、絶やさないように与える方がいいでしょう。
ヤゴが食べる代表的な餌
次に、ヤゴが食べる代表的な餌についてご紹介します。
生き餌は、釣り具店やネット販売で手に入るものもあります。
近くに自然豊かな場所がない場合は、市販の餌を購入することをおすすめします。
アカムシ
アカムシは、ヤゴの代表的な餌です。
これはユスリカの幼虫で、成虫になると群れをなして飛ぶもので、人を刺すアカイエカやヒトスジシマカではありません。
生きているアカムシを釣り具店やネットで購入することもできます。
メダカ・おたまじゃくし
メダカやおたまじゃくしもヤゴの好物です。
一見、メダカはヤゴより大きそうですが、ヤゴは大きな下あごから鋭い牙を出して捕食するので、大きいメダカも食べることができます。
アリ・ダンゴムシ・ミミズ
ヤゴは、アリやダンゴムシ、ミミズも食べます。
ただ、これらは水辺の生き物ではないので、与え方によっては水におぼれて死んでしまう可能性があります。
動いていないとヤゴは食いつかないので、与え方には注意が必要です。
ミミズは小さくて細いものであれば捕食します。
エビ
ヤゴは肉食で、食べられる大きさのものはたいてい食べます。
小エビや、ブラインシュリンプと呼ばれる小型のエビも食べます。
ボウフラ
ヤゴが大きくなってきた頃に屋外に出すと、どこからともなくボウフラがわき、餌となってくれます。
ただし、アカムシと違って人を刺す蚊に成長するので、ヤゴが羽化したら早めに撤去しましょう。
しらす
しらすは、ヤゴの餌にちょうどよいサイズですし、食用に常備している家庭も多いので便利な餌といえます。
糸を通すなどしてひょこひょこと動かし、生きているようにみせると食いつきます。
タニシ
タニシはヤゴの餌にもなりますし、ヤゴが食べ残した餌やふんなどを食べてくれるので、おすすめの餌です。
ただ、もしタニシを育てる目的で水槽に入れているところにヤゴを同居させると、ヤゴの餌となってしまいますので注意してください。
ヤゴの飼育方法
次に、ヤゴの飼育方法について具体的に見ていきましょう。
ヤゴを飼育するのは、水槽でなくても虫かごなどでも構いません。
羽化したときのために、つかまれる木(割りばしや枝など)を倒れないように入れます。
水は25℃くらいの水温で、ヤゴの体がつかるくらいの分量を入れます。
注意点としては、つかまれる木がヤゴの重さで倒れないように、根元をしっかりと石などで固定することです。
石はヤゴの隠れ家や休み場所にもなりますので、大きめのものを入れてあげましょう。
ヤゴの餌についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ヤゴはどういった餌を食べる?代表的な餌や飼育時に最適な量・頻度を紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。