【危険】カツオノエボシ(電気クラゲ)に刺された際の対処方法・応急処置

カツオノエボシは、刺されると人によっては死に至るほど非常に猛毒で危険な動物です。電気クラゲとも呼ばれますが、その正体はクラゲではなくヒドロ虫の群体です。今回、釣りラボでは、刺された際の正しい対処方法や飼育されている水族館などをご紹介。

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カツオノエボシ(電気クラゲ)とは?

カツオノエボシ

出典:写真AC

カツオノエボシは触手に備えた強力な毒によって、触れた人に激痛を与えます。
そして、刺された際、場合によっては死に至ることもあります。

釣りをしているときや海水浴をしているときなどにうっかり触ってしまい、重症になってしまった、という事例も少なからずあります。

安全に釣りを楽しむためにも、この記事ではカツオノエボシに刺されないためにどうしたらよいのか、実際に刺されたときにどのように対処したらいいのかを紹介します。

カツオノエボシの特徴・生態

カツオノエボシハ別名電気クラゲとも呼ばれますが、クラゲの仲間ではありません。
その正体は一匹の生物ではなく多数の生物が集まった群体なのです。

正体はヒドロ虫の群体

カツオノエボシの正体は、同じ遺伝子を持ったヒドロ虫が集まった群体です。
それぞれのヒドロ虫がウキ袋、触手、生殖などの役割を担ってひとつの個体のように生活しているのです。

ヒドロ虫の群体である生物は、カツオノエボシのほかにギンカクラゲやアナサンゴモドキなどがあります。

どんな見た目をしている?

電気クラゲとも呼ばれるだけあって、見た目はクラゲのようです。
また、カツオノエボシという名にある通り、見た目が烏帽子に似ています。

烏帽子に似ていること、そしてカツオと同じ時期に太平洋沿岸にやってくることから三浦半島や伊豆半島でカツオノエボシと呼ばれるようになったそうです。

青や紫のウキ袋を水面に浮かべ、海中に触手を垂らしている姿が印象的です。

砂浜に打ち上げられたカツオノエボシの画像です。
美しい見た目から、ポケモン風のイラストを描いて楽しむ人もいます。

発生場所・時期

世界中の暖かい海に生息しており、日本では春から夏にかけて本州の太平洋側でよく見られます。
沖縄県では冬にも出現し、九州南部では3月ごろから、夏には三重県、神奈川県など全国各地で目撃されています。

夏になると、海水浴客や釣り人のすぐ近くで海岸に打ち上げられていることもあります。

カツオノエボシの天敵

猛毒を持つカツオノエボシを食べる生き物もいます。

その名は、「アオミノウミウシ」です。
美しい見た目をしていますが、カツオノエボシに限らず、様々な有毒生物を好んで食べます。

青いドラゴンや青の天使とも呼ばれます。

カツオノエボシの危険性はどれくらい?

カツオノエボシの触手には、刺胞という毒針の入ったカプセルがついています。
触手に触れることで刺胞が割れて毒針が刺さるのです。

では、この毒針に刺されるとどれほどに危険なのでしょうか。

どういった症状がでるの?死亡例もある?

カツオノエボシに刺されると、強い電流を流されたような激しい痛みが走り、長時間痛みが続き苦しい思いをします。

以前にも刺されたことがある場合には、アナフィラキシーショックというアレルギー反応を起こして意識障害や呼吸困難などの重篤な症状を引き起こすことがあり、中には死に至った例もあります。

打ち上げられた・死んだ電気クラゲであっても危険

打ち上げられていたり、死んでいたりする電気クラゲであってもなお危険です。
死んでいたとしても、針には毒が残っていますので、決して触らないようにしましょう。

刺されるのを回避するには?

カツオノエボシに刺されないようにするためには、ウェットスーツを着用する、クラゲ避けクリームを使用する、という方法があります。

ウェットスーツを着用する

カツオノエボシに刺されないように、まずは肌を露出しないようにしましょう。

ダイビング用の本格的なものでなくともラッシュガードなどの紫外線対策のものでも効果があります。

以下の商品を参考にしてみてください。
おしゃれでお手頃価格のものも多く販売されています。

子供用もあります。

クラゲ避けクリームを使用する

紫外線対策と同時にクラゲに、刺されにくくすることができるクリームもあります。

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カツオノエボシに刺された際の正しい対処方法

カツオノエボシ

出典:写真AC

触らないように気を付けるのは当然なのですが、もしもカツオノエボシに刺されてしまった時のために、正しい対処方法を知っておきましょう。

やるべき応急処置

刺されてすぐに応急処置をしましょう。
その内容は以下の通りです。

しっかりと覚えて万が一に備えてください。

触手を剥がす【素手厳禁】

触手をはがそうとして素手で触ってしまってはさらに炎症が広がってしまいますので、素手では行わないでください。

海辺に落ちている木の枝などを使ってはがすと良いでしょう。

海水で洗い流す

カツオノエボシを取り除くことができたら、刺された場所を海水で洗い流してください。
肌に残っている針や触手を落とします。

氷などで冷やす

氷を使って刺された箇所を冷やしてください。

ただし、冷やす際に患部に強く押し付けたりこすったりするとさらに悪化してしまうので、触れる程度にします。

お湯(40〜50度ほど)を一定時間かける

お湯をかけることによって、カツオノエボシの毒が分解され、痛みが弱まります。

お湯に浸すよりも、流れているお湯を患部に一定時間かけたほうが良いので、お湯がたくさん用意できる場面であればお湯をかけ続けてください。

病院へ行く

カツオノエボシによるアナフィラキシーショックが起こると死に至ることもあります。

応急処置後には病院に行きましょう。

絶対にやってはいけない対応

刺されるとパニックになってしまって間違った処置をしてしまい悪化させることもあります。
次のような処置は絶対にやってはいけないので、注意してください。

患部をさする・こする

刺されたあと、患部は非常に弱い状態になっています。
できるだけ刺激を与えないように患部をさすったりこすったりはしてはいけません。

服を着替える場合もできる限り服でこすれないように露出させたままにさせておいてください。

冷水(真水)で洗う

一見正しそうですが、絶対に冷水で洗ってはしてはいけません。
なぜなら、冷水で洗うと浸透圧によってカツオノエボシの毒が体中に回ってしまうからです。

必ず海水を使って洗い流しましょう。

お酢で洗う

一部のクラゲの中にはお酢で洗うことで毒が弱まるものもいるのですが、カツオノエボシに刺された際にはお酢で洗うことは厳禁です。

お酢によってカツオノエボシの触手や針が刺激を受け、さらに毒を人の体に流し込んでしまうからです。

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カツオノエボシが飼育されている水族館

出典:写真AC

カツオノエボシは猛毒を持ちますが、その一方で鮮やかな青紫色の体はとても美しく目を引きます。
そのため、鑑賞目的では人気が高いのです。

しかし、とても飼育が難しい生き物でもあるため、カツオノエボシを飼育している水族館は限られてきます。

どこの水族館にいるの?

2018年には福島県にあるアクアマリン福島という水族館で、2019年には神奈川県にある新江ノ島水族館で展示されていました。

とても飼育が難しく、常時展示している水族館は日本にないようなので、実物を見たい方は夏の行楽シーズンにかけて展示情報が発表されるのでぜひ調べて行ってみてください。

どういった餌が与えられるの?

新江ノ島水族館の「えのすいトリーター日記」によると、ハセなどの魚類やアルテミアという甲殻類も食べるようです。

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カツオノエボシについてまとめ

カツオノエボシ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「【危険】カツオノエボシ(電気クラゲ)に刺された際の対処方法・応急処置」というテーマに沿って、「カツオノエボシ(電気クラゲ)とは?」「カツオノエボシに刺された際の正しい対処方法」「カツオノエボシが飼育されている水族館」といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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