【沖縄で人気の魚をご紹介】今回、釣りラボでは、グルクンの特徴、生態、呼び名、生息地、値段相場を徹底解説した上で、グルクンの味、おすすめのレシピ、人気のお店、釣り方、さばき方などをご紹介します。
グルクンとは?その特徴・生態をご紹介
沖縄の県魚として有名なグルクン。
沖縄料理店でその名前を耳にしたという人も多いのでないでしょうか。
しかしグルクンの特徴や生態はあまり知られていません。
この記事ではそんな謎に包まれた魚、グルクンについて詳しく解説していきます!
グルクンは産卵後約2日で孵化。
そして稚魚たちは暖流に乗り、本州南部へと向かっていきます。
そして暖かい海のサンゴ礁や岩礁域に棲みつき、群れを作って生活しているのです。
グルクンの呼び方
実はグルクンの正式名称は「タカサゴ」。
グルクンと呼ばれることが多いため、その正式名称はあまり知られていないんですね!
漢字名
グルクンの漢字表記は「高砂」。
「たか」は漁師用語で岩礁、「さご」は小魚を意味しています。
「岩礁に棲む小魚」という意味の名前なんですね!
別称・別名
グルクンという名前は主に沖縄で使用されていますが、東京や神奈川では「タカサゴ」呼ばれることが多いよう。
国内でも地域によって別称があるんですね。
英語・外国名
グルクンの外国名は「Black-tip fusilier」。
あまり黒い体をもつイメージの無いグルクンですが、Blackという単語がついているのが不思議ですね。
学名
グルクンの学名は「Pterocaesio digramma」。
1864年にピーター・ブリーカーという学者が名付けています。
グルクンの種類
タカサゴには、タカサゴにそっくりなニセタカサゴや、体に褐色の線が入っているイッセンタカサゴなどの種類があります。
しかし沖縄ではそれらをまとめてグルクンと呼び、飲食店などで提供されていることが多いようです。
グルクンの生息地
グルクンの生息地は暖かい海。
インド洋やオーストラリア、九州南部の沿岸海域に生息しています。
また日本の南部にしか生息していないグルクンですが、実は水族館で出会うことも可能なんです。
県魚となっている沖縄県の「ちゅら海水族館」はもちろん、関東では神奈川県の「新江ノ島水族館」でも見ることが出来ますよ!
グルクンの値段・相場価格
グルクンの値段は地域によって大幅に異なるようですが、通販では1kg1,500円ほどから購入可能となっています。
沖縄の市場などでは安値で取引されることも多いようです。
グルクンを使った料理・食べ方
食べたことが無いという人も多いであろうグルクン。
はたしてどんな調理法で食べられているのでしょうか。
どんな味がするの?
グルクンの身は脂が乗っており、アジやネギトロのような濃厚さをもっています。
身はやわらかく、非常に旨味の強い魚なんですよ!
栄養素・カロリー
グルクンのカロリーは1尾あたり180キロカロリーほど。
ビタミンB12やナイアシンなどの栄養素が多く含まれています。
旬な時期・季節
沖縄では一年中獲ることが出来るグルクン。
しかし旬とされているのは秋なんです!
秋のグルクンは特に脂が乗っていて美味しいんですよ!
おすすめ人気のレシピ・調理方法・沖縄料理
グルクンを美味しくいただくための、おすすめの調理方法を紹介していきます!
刺身
グルクンは体が比較的小さい魚なので、刺身にしていただく際は大きめなものを選ぶのがおすすめ。
沖縄の魚らしくシークワーサーを添えたら旨味も倍増です!
また魚を生でいただく際には、必ず寄生虫が付いていないかの確認が必要。
寄生虫は目視でよく確認すれば取り除くことが出来るので、確認を怠らないようにしましょうね。
唐揚げ
グルクンの調理法として最もメジャーなのが「唐揚げ」。
沖縄料理店で提供されているグルクン料理も、唐揚げであることが多いです。
こちらのレシピのとおり高温で4~5分揚げ、カラッと仕上げるのがおすすめです。
背骨以外は全部パリパリと食べれちゃいますよ!
煮付け
傷むのが早い魚でもあるグルクン。
「刺身にするには新鮮さがちょっと…」というときには煮付けにしていただくのがおすすめですよ!
こちらのレシピではしょうがと一緒にグルクンを煮付け、さっぱりと仕上げています。
グルクンを楽しめる人気のお店・レストラン
沖縄で有名なグルクンですが、東京でも味わうことが出来ちゃうんです!
こちらのお店ではグルクンの唐揚げだけでなく、海ぶどうやゴーヤチャンプルーなどの沖縄料理もいただくことが出来ます。
都会にいながら手軽に沖縄気分が味わえるのは嬉しいですね!
グルクンにおすすめの釣り方・仕掛け
グルクンは磯や堤防からも狙うことが出来ますが、釣果が出る可能性が上がるのは沖釣り。
沖からの泳がせ釣りか、サビキ釣りがポピュラーな方法なんです。
泳がせ釣りとは、生き餌を海中で泳がせることで魚を誘う方法のことを指します。
それに対してサビキ釣りでは、たてに複数の針が付いている仕掛けと、まき餌を入れたカゴを連結した仕掛けを使って魚を狙います。
グルクン釣りにおすすめの釣竿・ロッド
しゃくり上げを繰り返すグルクン釣り。
長時間のしゃくりで手首を傷めないよう、ロッドは軽いものをチョイスするのがおすすめです。
【シマノ】スピニング/ベイト兼用 17 ホリデーパック 10 210T
コンパクトタイプで持ち運びも便利なこちらのロッド。
ちょっとした投げ釣りやサビキ釣りにも使用でき、幅広い用途に対応可能です。
持っていても損は無い商品ですよ!
グルクン釣りにおすすめのリール
グルクンのサビキ釣りに使用するリールは、スピニングリールがおすすめ。
【タカミヤ】SmileShip小型糸付リール BN-1CM-222
こちらのリールはかなりの低価格。
グリーンのカラーで見た目も可愛らしく、初心者やお子様にもおすすめしたい商品です。
グルクン釣りにルアー・ワームは使用しない?
泳がせ釣りやサビキ釣りといった方法がポピュラーなグルクン釣りでは、ルアーやワームは使用されません。
グルクン釣りにおすすめの釣り餌
グルクンをサビキ釣りで狙う際には、仕掛けの最下部に付いている小さなカゴの中にオキアミなどの餌を入れ、グルクンを誘います。
グルクンの締め方・捌き方
グルクンを美味しくいただくために重要なのが、締め方と捌き方。
グルクンは体が小さく身も柔らかいので、丁寧に扱いながら捌いていきましょう。
グルクンの締め方
魚を締めるのは、鮮度を長持ちさせるため。
グルクンは特に傷むのが早い魚なので、正しい方法で締めて、鮮度を長く保ちましょう。
こちらの動画では、魚の締め方と血抜きの仕方を分かりやすく解説しています。
グルクンの捌き方(さばき方)・切り方
体の小さいグルクンには、大名おろしという方法が有効。
また鱗と血合いをしっかりと洗い流すのが、美味しくいただくポイントですよ!
グルクンの捌き方はこちらの動画を参照しましょう。
グルクンの基本情報まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「グルクンとは一体どんな魚?レシピ・旬な時期・釣り方・さばき方を解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。