渓流釣りを楽しむには欠かせないウェーダー。たくさん種類があって迷ってしまいますよね。そこで今回、釣りラボでは、渓流釣りに向いているウェーダーの選び方やおすすめのウェーダーを種類別にご紹介します。ぜひ最後までご覧ください。
そもそもウェーダーとは?
ウェーダーとは、河川や湖沼、サーフエリアなどの水深が浅い場所に立ち込んで釣りをする場合に着用する、防水性の高いウェアのことを言います。
シニアの方には「胴長」と言った方が分かりやすいでしょうか?
脚の部分のみ覆ったものはヒップウェーダー、腰まで覆っているものをウエストハイウェーダー、胸の高さまで覆っているものはチェストハイウェーダーと言います。
ウェーダーを着用して行う釣りのことをウェーディングと言います。
渓流釣りにウェーダーが必要な理由とは?
渓流釣りにはウェーダーが必須です。
理由としては、渓流釣りは、最初の入渓ポイントから、上流方向へ釣り上がって行きます。
当然、歩道などが整備されている場所はなく、水中を歩いたり、岩の上、場合によっては藪の中を歩きながら上流に向かって行きます。
そのため、川の水で身体が濡れないようにすること、また、岩や木の枝や棘などで怪我をしないため、毒虫や蛇などに襲われないようにするためなど、さまざまな理由でウエーダーの着用は必須です。
渓流用ウェーダーの種類は?
渓流用ウェーダーの種類には、丈の長さごとに主に3種類、足のタイプは別に靴が必要なタイプと靴が一体となっているタイプの2種類あります。
また、靴が一体となっているウェーダーには、ソールのタイプが3種類ほどあります。
また、素材はナイロン、クロロプレン(ネオプレン)、複合防水透湿素材(ゴアテックスなど)があります。
最も安価なものがナイロンウェーダーで、最も高価なものは複合防水透湿素材になります。
詳しくは以下の項目で説明します。
ウェーダーの長さによる分類
まずは、ウェーダーの長さによる分類です。
チェストハイウェーダー
チェストハイウェーダーは、胸の高さまであるタイプのウェーダーで、最も一般的なウェーダーです。
胸の裏にちょっとした小物を収納できるポケットが付いたタイプ等もあります。
チェストハイウェーダーは胸の高さまであるといっても、腰まで浸かるような立ち込みは絶対にしてはいけません。
膝上を超える深さまで入ってしまうと流れに身体が踏ん張れなくなります。
また、万が一、水中で転倒してしまった際は、胸から水がウェーダーの中に入ってしまうと起き上がれなくなりますので、必ずウエストベルトを締め、水がウェーダーの中に入らないようにします。
ウエストハイウェーダー
ウエストハイウェーダーは、腰の高さまであるタイプのウェーダーです。
チェストハイウェーダーと比較して、脱ぎ着がしやすいこと、動きやすいこと、夏の暑さに強いといったメリットがあります。
ヒップウェーダー
ヒップウェーダーは、両足に履くロングブーツタイプのウェーダーで、両足の付け根までを手軽に保護できます。
安価に入手できるのがメリットです。
ウェーディングは膝下の浅い場所のみという場合に有効です。
ウェーダーのタイプによる分類
長さによる分類以外に、ウェーダーの足のタイプによる分類もあります。
ブーツタイプ
ブーツタイプは、ウェーダーとブーツが一体化しているタイプのウェーダーです。
サーフや河川河口部など、砂地でのウェーディングに向いていますが、歩きにくい欠点があります。
ストッキングタイプ
ストッキングタイプは、ウェーダーの足の先がソックス状になっているタイプのものです。
別に水はけの良いウェーディングシューズを履く必要がありますが、非常に歩きやすいため、渓流など、足場の悪い場所を釣り上がる必要がある場合はこちらのタイプをお勧めします。
渓流用ウェーダーの選び方は?
以上のタイプ分類を踏まえ、渓流用ウェーダーの選び方について説明します。
選ぶポイント1:靴底の素材
ウェーダーの靴底は、用途ごとにいくつかタイプがあります。
靴底が通常の長靴のように、滑り止めのパターンが刻まれている「ラジアルソール」、フェルトの厚いシートが張ってあるタイプの「フェルトソール」、スパイクピンがついたソールの上からフェルトシートを張った「フェルトスパイクソール」などがあります。
渓流では、岩に苔がついているため、ラジアルソールでは滑り止め効果がありません。
必ずフェルトソール、フェルトスパイクソールタイプを使いましょう。
選ぶポイント2:防水性
ウェーダーの防水性で選ぶ場合は、信頼の置けるメーカーの製品を購入しましょう。
溶着の精度、縫製部の処理、素材そのものの防水処理が、いわゆる激安品とは段違いの仕上がりになっています。
また、アフターサービスサービスを受けることができる製品が安心です。
選ぶポイント3:透湿性
素材に透湿性の高いものを使用したものは、高い防水性を保ちながら、中が蒸れることがなく、快適な着用感を得られますが、価格が非常に高くなります。
しかし、ウェーディングの機会が多いのであれば、是非とも透湿性の高いウェーダーを入手しておきたいです。
選ぶポイント4:値段・価格
初心者で、ウェーディングの機会も年に数回程度であれば、コスパ重視で安価なものを選んでも良いでしょう。
その場合は、信頼の置けるメーカーの型落ち品(旧モデル)を探すことをおすすめします。
【2024年】渓流用ウェーダおすすめ18選|コスパ最強
ウエストハイウェーダーは、上半身に負担がほとんどかからないため、動きやすいことが特徴です。
チェストハイFacebookは、ダイワのパワーウェーダー同様、ナイロン素材の軽量ウェーダーです。
PVC製ブーツ一体型フェルトソール採用で、防滑性の高いハイコストパフォーマンスのウェーダーです。
渓流におすすめのヒップウェーダーは深い場所に立ちこむことは不可能ですが、機動力は一番優れています。
【NoN Modo】チェストハイウェーダー
Amazonでベストセラー1位に輝く人気モデルです。
「耐水性」「耐久性」「安全性」「動きやすさ」などウェーダーに求められる機能をしっかり備え、快適な釣行へと導いてくれます。
0.65mmの厚い生地を採用、防水ポケット搭載、調整可能ベルト付きで使い勝手抜群のウェーダーです。
【ジェスバサロ】チェストハイウェーダー
Amazonで口コミ評価の高いチェストハイウェーダーです。
6,000円台後半と安価ながら、性能・見た目共に優れ「コストパフォーマンス」の高いモデルとなっています。
ソールは「ラジアル」と「フェルト」の2種類をラインナップしており、釣り場に応じて使い分けが可能です。
また、全体的にゆったりとした作りなので、動きやすく機動力を向上してくれます。
【DRESS】ヒップウェーダーAIRBORNE フェルトスパイクソール|ヒップウェーダー
スパイクソールのヒップウェーダー
ミリタリー調のプリントが施され、手軽にスタイリッシュなウェーディングができる、dress製ヒップウェーダーです。
ずり落ちないようにサイドベルトで締め付けることが出来ます。
安全性の高いフェルトスパイクソール付き。
こんな人におすすめ
- 渓流釣りをよくする方
- 手軽にスタイリッシュなウェーディングを楽しみたい方
【エクセル】ヒップウェーダー ラジアルソール|ヒップウェーダー
大変コスパの良い、エクセルのヒップウェーダーです。
ラジアルソールタイプのソールですので、苔の生えた岩には注意が必要ですが、夏の暑い時期などはヒップウェーダーが大変助かります。
【マヅメ】MZBF-455(フェルトスパイクモデル)|ヒップウェーダー
高性能フルオープンウェーダー
2020年1月、Mazume(マズメ) から発売のフルオープンブーツフットウェーダーです。
渓流の水流をかわし易い細身の作りのウェーダーです。
また、ブーツ底はフェルトスパイク製ですので、渓流だけではなくソルトでの各種釣りにも対応可能です。
Mazumeはフィッシングアパレルブランドの最高峰です。
アングラーがウェーダーに求める収納力、耐久性もしっかり盛り込まれています。
こんな人におすすめ
- 渓流での釣りが好きな方
- ソルトウォーターでの釣りもする方
【ダイワ】パワーウェーダー ウエストハイ型 PW-3206R|ウエストハイウェーダー
耐久性の高いナイロン記事を立体裁断し、動きやすさを重視したブーツ一体型ウエストハイウェーダーです。
ウェーダー内のエア溜まりを抜くことができるベンチレーション機能もついています。
【ダイワ】パワーウェーダー チェストハイ型 PW-4206R|チェストハイウェーダー
軽くて快適なウェーダー
ダイワブランドのチェストハイウェーダーとしてはコスパに非常に優れた製品です。
PVC製ブーツ一体型フェルトソール採用で、防滑性抜群です。
耐久性の高いナイロン素材を使用してあり、軽量で快適なウェーディングが可能です。
こんな人におすすめ
- 渓流釣りを趣味とし、初めてウェーダーを購入する方
- ウェーディングが多いが、予算に余裕がない方
【エクセル】ウェストハイウェダー OH-855|ウエストハイウェーダー
ラジアルソール採用のベーシックタイプのウエストハイウェーダーです。
歩きやすさが特徴ですが、苔の生えた岩などの上は大変滑りますので注意が必要です。
初心者におすすめの、コスパの高い製品です。
【リトルプレゼンツ】N3 チェストハイウエーダー W-46|チェストハイウェーダー
高性能ウェーダー
防水性と透湿性、耐久性に優れた、ストッキングタイプの高級ウェーダーです。
3層構造の防水透湿性素材を、同社オリジナルのデザインで、足の前面で縫製し、更に足の形に合わせてカーブさせて縫い合わせることで、動きやすさが格段に向上しています。
こんな人におすすめ
- 渓流釣りに頻繁に出かける方
- ウェーディングにおいて防水性、透湿性、耐久性に優れたアイテムを求める方
【ブルーストーム】BSJ-SWD4|ヒップウェーダー
機動力が向上するウェーダー
ネオプレンソックスウェーダー グレー BSJ-SWD4は、救命器具製造から販売を行うブルーストームから2021年に発売された、動作感覚が著しく改善されたネオプレーンウェーダーです。
材質強度は申し分なく、ネオプレーン製の動き辛さを腰回りと膝回りの生地の厚みで解消し、サーフや渓流などの流れのあるフィールドで、快適に機動力を上げることが出来ます。
こんな人におすすめ
- 流れの速い川や海での釣りに参加する方
- 長時間ウェーディングする際に、動きやすく快適に過ごしたい方
【プロックス】ウェーダー ブリザテックポリカウェダー|ウエストハイウェーダー
透湿性、クッション性の高いポリウレタン製生地に、ポリウレタンの弱点である加水分解を防ぐための極薄ポリカーボネートフィルムをラミネートし、耐久性を大幅に上げたウエストハイウェーダーです。
【ダイワ】スーパーブレスウェーダー SBW-3204R|ウエストハイウェーダー
呼吸する4層構造の素材、ブレスアーマーを生地に使用し、ムレを放出、さらに藪漕ぎ時のトゲ傷などにも強い、初心者からベテランまで、幅広い層が満足できるウェーダーです。
【グローブライド】ダイワネオゲーター|ヒップウェーダー
クロロプレン製のソックス一体型のヒップウェーダーです。
夏場の暑いときに特に有用なウェーダーです。
シューズは砂抜け、水抜けのよいものを選びましょう。
【ブルーストーム】ネオプレンソックスウェーダー BSJ-SWD2|ヒップウェーダー
頑丈なウェーダー
ネオプレンソックスウェーダー BSJ-SWD2は、2014年にブルーストーム(高階救命器具)から発売された、ウェストハイウェーダーになります。
ネオプレンのようにきつすぎず緩すぎず、渓流や川の流れを受け流してくれる、ゆったりめの作りになっているウェーダーで、ダメージを受けやすいヒップ・ヒザ・腰回りはCORDURA®ファブリックで2層構造になっていて頑丈な作りです。
こんな人におすすめ
- 渓流釣りや川釣りで長時間ウェーディングをする方
- ウェーディング中に石や木にぶつかってしまうことが多い方
【シマノ】ウェーダー マックスデュラウェーダー WA-054R|チェストハイウェーダー
圧倒的な製品クオリティと実用性の高さを備えたシマノ製のウェイダーです。
軽量かつ丈夫な素材を採用しているため、とても動きやすくアングラーの機動力を向上させてくれます。
また、ソールにはフェルト素材を採用しているため、さまざまなシチュエーションで抜群のグリップ力を発揮し、転倒による怪我を防止します。
足で稼ぐアングラーにぜひおすすめしたいモデルです。
【パズデザイン】BS ウエストハイウェーダー III PBW-509|ウエストハイウェーダー
着用のしやすさ、耐久性、動きやすさを高い次元で実現した、パズデザインのウエストハイウェーダーは、高密度ポリエステルの厚手生地を採用し、棘やイバラにも強いストッキングタイプのウェーダーです。
【パタゴニア】メンズ・リオ・アズール・ウェーダー|チェストハイウェーダー
4層構造の平織りポリエステル素材を使った超軽量ウェーダーです。
ストッキング部はネオプレン製で、冬の水温が低い場所でのウェーディングに効果を発揮する最高級品です。
【Xinzee】チェストハイウェーダー
軽くて丈夫、さらに優れた通気性を備えるチェストハイウェーダーです。
新型ナイロン生地にPVCコーティングを施しているため、防水性や撥水性にも優れています。
汚れや血痕が付着しても取れやすく、お手入れが簡単です。
また、ソールにはグリップ性の高い「ラジアルソール」を採用しており、濡れた岩場や苔の上でも滑りにくくなっています。
渓流用ウェーダーについてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2024年】渓流釣りにおすすめのウェーダー18選!種類や選び方も詳しく解説!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
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