ルアーとラインの結び方を徹底解説!簡単かつ最強のノットをご紹介!

ルアーとラインの結び方には、実に様々な種類があり、それぞれ異なる特徴を持ちます。今回、釣りラボでは、ルアーの結び方について、種類(パロマー・ダブルクリンチ・漁師・ハングズマン・サルカン結び)やスナップの必要性、簡単かつ最強の結び方をご紹介。

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ルアーとラインの結び方をご紹介【初心者必見】

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出典:写真AC

どの様な釣り方でも、ラインとルアー、その他金具類等とを繋ぐ必要があります。
途中でその接続が切れて魚を逃がしてしまったら、悔やんでも悔やみきれません。
強度のある結び方をすることで、この様な事態を避けることができます。

こちらの記事では、ルアーとラインの結び方の種類や、それぞれの結び方のやり方・特徴をご紹介します。

ルアーとラインの結び方にはどんなものがある?

ここに挙げるルアーとラインの結び方は、渓流釣りや管理釣り場での釣り、海釣りまで色々な場面で使える基本的なものです。
ぜひ、実際に使ってみてください。

結び方1:パロマーノット

パロマーノットは、主にラインとフックやルアーとを結ぶのに使われる結び方です。
ルアーやフックとラインとを結ぶ必要がある釣り方なら、どの釣り方にでも使えます。

パロマーノットは非常に強度がある結び方であり、大物を狙うジギングにも耐えられるものです。
強度がありながら、結び方は比較的簡単なので、基本的な結び方として覚えておくと便利です。

なお、結び方の特徴から仕掛けの最後に結ぶのには適していますが、途中を結ぶのには向いていません。

  1. ラインを2つに折って、ルアーのリング等に通します。
  2. 折っている部分を、ラインの上に重ねます。
  3. 重ねたライン同士を、1回軽めに結びます。
  4. 折っている部分(輪っか)を広げて、そこにルアー等をくぐらせます。
  5. 軽めに結んだ部分をゆっくりと引き締め、余分な糸端を切ります。

なお、ラインを湿らせ結び目を押さえながら引き締めると、上手くできます。

また、こちらの動画で、パロマーノットの詳しいやり方が解説されています。

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結び方2:ダブルクリンチノット

ダブルクリンチノットは、ルアーフィッシングで使う人が多い結び方です。
ルアーはもちろんのこと、リングやフック等、金属製の物を結ぶのによく使われます。

クリンチノットがルアーのアイにラインを通すのが1回なのに対して、「ダブル」と名前が付いている通り、2回通します。
これでクリンチノットより強度が上がります。

  1. ラインをルアーのアイ等に2回通し、ラインへ3から5回巻き付けます。
  2. ラインの先端部を、アイに通した輪の中にくぐらせます。
  3. 出来た輪の中に、ラインをもう一度くぐらせて引き締めます。

なお、ラインへの巻き付け回数を多くし過ぎると、引き締めた時にラインがよれるので注意が必要です。

また、こちらの動画を見ながらやると、ダブルクリンチノットのやり方がよく分かります。

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結び方3:完全結び(漁師結び)

完全結び(漁師結び)は、プロの漁師さんがよく使っている日本在来の結び方です。
漁師さんが使うだけに、比較的早く結べる上に強度も申し分ありません。

ただ、他のルアーとラインの結び方に比べて、やや難易度が高いのが欠点です。

  1. ラインを2つに折って、ルアーなどの穴に通します。
  2. ラインを束ねて、端を垂らします。
  3. 端を穴側から、5回ラインに巻きつけます。
  4. 2つに折ったラインの輪の中に、端を通します。
  5. メインラインを引っ張って結び目を締め、余分なラインをカットします。

実際のやり方はこちら動画を見ながらやるとよく分かります。

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結び方4:ユニノット

ユニノットは、ゲームフィッシング全般でルアーのアイやフック等とラインの接続に使われる基本的な結び方の1つです。

最近のラインは飛距離や強度を上げるために、コーティングを施してある物が多くなりました。
そのため滑りが良くなり、今まで主流だったクリンチノットだと解けやすくなりました。

また、ユニノットは誰が結んでも比較的安定した強度が得られるのもメリットです。

  1. ルアーのリング等にラインを通します。
  2. ラインを引き出して輪を作ります。
  3. メインラインの下側へ端を回し、下側から輪をくぐらせます。
  4. メインラインに、リング側から4回巻きつけます。
  5. ラインの端を引いて、結び目を引き締めます。
  6. メインラインを引っ張り、結び目をリングに近づけます。
  7. 強く引き締めたら、余分な端を切ります。

こちらの動画にも、詳しいやり方が解説されています。

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結び方5:ハングマンズノット 〜くるくる結び〜

ハングマンズノットは、アメリカでバス釣りのプロが好んで使っている結び方です。
下記やり方の2の部分で、ルアーの重みを利用してくるくるとラインを巻いていくこともできるので、くるくる結びとも言われています。

ハングマン(Hangman)即ち「吊るされた男」の名前の通り、元々絞首刑の縄の縛り方として使われました。

ハングマンズノットは、ラインに負荷が掛かる程ノット部分が引き締まるのが特徴です。
結び方が比較的簡単で、滑りやすいラインでも解けにくいメリットがあります。
太いナイロンラインを使う方におすすめの結び方です。

  1. ラインをルアーのリング等に通します。
  2. 先端側を折り返し、ルアー等が下がっているライン全体に巻きつけます。
  3. 巻きつけた先端側を、折り返した輪の中へ入れて通します。
  4. 先端側とメインラインを同時に引っ張ります。
  5. メインラインの方だけを引っ張り、結び目をリング等へくっつけます。

こちらはハングマンズノットの基本的なやり方です。

こちらはルアー等を回すやり方です。

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結び方6:フリーノット

フリーノットは、ルアーとラインの直結に使用される結び方です。
他の結び方よりルアーのアイと結び目に隙間ができるので、ルアーアクションの自由度が増します。

  1. ラインの先端部に片結びを作ります。
  2. 先端をアイに通してから片結びの輪に通します。
  3. メインラインを軽く引いてアイ側で結びます。
  4. 最初の結び目の近くでメインラインに片結びをします。
  5. ルアーとメインラインを引っ張って結び目同士をくっ付け、余分をカットします。

実際のやり方はこちらを見るとよく分かります。

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結び方7:サルカン結び

サルカン結びは、単に「サルカンを結ぶ」方法というわけでなく、ルアーとラインの結束方法としても人気があります。
また、ルアー釣りだけでなく、落とし込み釣りなど、色々な釣り方に対応しています。

  1. ラインをサルカンやルアーの穴に通して輪を作ります。
  2. ラインの先端をメインラインの裏から回して、輪に通します。
  3. 折り返して輪を通します。
  4. 再び折り返して、輪を通します。
  5. ラインの両方を引いて結び目を引き締めると完成です。

こちらの動画にも詳しいやり方が解説されています。

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スナップは使うべき?

スナップとは、ルアーとの接続金具のことです。
強度だけを見ると、スナップを付けるよりラインを直に結ぶ方が良くなります。

しかしスナップを付けると、ラインを付けたままスナップの開閉だけでルアーの交換ができるようになります。

頻繁にルアーを変える時には、スナップを付けた方が便利です。
また、直接ラインと結ぶよりルアーの動きに自由度が増します。

スナップには色々な種類があり、それぞれ強度が違います。
大型の魚が掛かることが多い海釣り等では、十分な強度を持っているスナップを使うことをおすすめします。

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ルアー・ライン間で最強の結び方はどれ?

糸

出典:写真AC

ノットを選ぶ時は、魚のサイズやルアーの種類、ラインの太さからも考える必要があります。

また、複雑な結び方なら強度もありますが、特に釣り初心者は手早く結べず機会を逃すことになってしまいます。
自分に合った結び方を見つけていきましょう。

最も簡単な結び方は?

ルアーとラインの最も簡単な結び方として、よく挙げられるのは「ユニノット」と「クリンチノット」です。
この2つは初心者でも習得が簡単で、誰が結んでもある程度の強度を得られるのが特徴です。

どちらも欠点として結び目の強度が充分でない、すっぽ抜けるリスクがあると言われています。

しかし、結び目をしっかり引き締めれば、超大物で動きの激しい魚を狙うのでもない限り十分使えます。

最も強度が強い結び方は?

強度が最強な結び方として、「パロマーノット」がよく挙げられます。
パロマーノットは、正確な結び方ができるならラインの強度に近い強度を有すると言えます。

大物や動きの激しい魚相手で急激に負荷が変化する場合にも最適です。

パロマーノットの欠点は、サルカン等両側に結ぶ所がある物には使えないことです。
また結ぶ時にループをくぐらせるので、フックが沢山ついたルアー等は結びにくい時があります。

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ルアーの結び方まとめ

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「ルアーとラインの結び方を徹底解説!簡単かつ最強のノットをご紹介!」というテーマに沿って、

  • ルアーとラインの結び方をご紹介【初心者必見】
  • ルアー・ライン間で最強の結び方はどれ?

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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