渓流ルアーフィッシングは、広大な自然の中で楽しむことができる釣りとして、大人気です。今回、釣りラボでは、渓流ルアーの釣り方、選び方、2024年の新製品、楽しめる時期、おすすめの仕掛けやタックル(ロッド・ライン・リール・スナップ)をご紹介。ぜひご覧ください。
渓流ルアー釣りとは?
渓流に生息するトラウト類をルアーで狙うのが、渓流ルアー釣りです。
渓流という言葉を聞くと、釣りの中でも取っつきづらい感じがしますが意外と手軽に始めることができます。
どういった魚が釣れるの?
渓流ルアー釣りで釣ることのできる代表的な魚は、次の4種類です。
渓流ルアー釣りの釣り方・コツ
渓流ルアー釣りは、渓流を移動しながら行う釣りです。
なかなか最初は釣れないかもしれませんが、しっかりと釣り方・コツの基礎を学んでおけば、それほど難しくはありません。
コツ1:アップストリームキャストが基本
アップストリームキャストとは、自分の立ち位置よりも上流側にキャストすることです。
流れの中にいる魚は上流側に頭を向けて泳いでいるため、アップストリームキャストだと魚に気配を悟られにくく、警戒心をあまり抱かせることがありません。
また、ルアーも上流から下流に向かって動くため、魚が捕食するエサと同じ動きになります。
もし、キャスティングのコツが分からなければ、こちらの動画で確認してみてください。
コツ2:ルアーアクション
ルアーアクションとは、ルアーをリトリーブする時につける変化のことで、トゥイッチング(ルアーに不規則な変化を持たせる)やストップアンドゴー(動かすことと止めることを繰り返す)などのことをいいます。
渓流ルアー釣りにおいても、魚を誘うためのルアーアクションは必須です。
なかなか釣れないような時には、ルアーアクションをいくつか覚えて、それらをローテーションで試してみたりすると良いでしょう。
コツ3:場所の選び方
渓流ルアー釣りでターゲットとしている魚は、上流から流れてくる餌を下流で待ち構えています。
ですので、渓流において比較的流れが緩やかな箇所や「瀬」と呼ばれる川の流れの中で落差があり白泡がたっているような箇所が狙い目です。
また、堰堤付近や河川が合流する付近も魚が集まりやすく、良いポイントといえます。
注意点:立ち入り禁止区域に入らない
渓流ルアー釣りを行う場所は、河川管理者等により立ち入り禁止区域に指定されている場合があります。
立ち入り禁止区域となっている理由は、事故が多発している場所であったり、漁業者専用の場所であったりと様々ですが、立ち入り禁止となっている以上は立ち入らないでください。
釣り人としてのマナーを守り、釣りをする場所を減らさないようにしましょう。
渓流ルアー釣りに最適な時期
渓流ルアー釣りは、河川が釣り解禁となる早春の3月頃~産卵期前後の9月頃がシーズンです。
その中でも、ターゲットとなる魚のエサとなる虫や小魚の動きが活発となる5月~6月頃が最適な時期です。
冬は河川が禁漁期間となる季節であるため、おすすめできません。
おすすめの渓流ルアー人気3選をご紹介!
ルアーといっても種類は様々ありますが、渓流ルアー釣りで使用するルアーは主に、スプーン・スピナー・ミノーです。
渓流ルアー1:スプーン
スプーンは、その名のとおりスプーンのような形状をした金属に針がついているシンプルなルアーです。
扱い方もシンプルで、基本的にはタダ巻きで巻くスピードに変化をつけて魚を誘います。
【スミス】PURE
渓流ルアー釣りで使用するおすすめスプーンは、SMITH(スミス)のPURE(ピュア)です。
癖のない形をしているので、場所を選ぶことなく使用することができます。
渓流ルアー2:スピナー
スピナーは、先端に回転するブレードがついているルアーです。
ルアーをリトリーブする時に、先端のブレードを回転させることで魚を誘うため、キャスト後のアクションも特になく、スピードを一定に保ちながらリトリーブすることができます。
【Rublex】CELTA
渓流ルアー釣りで使用するおすすめスピナーは、Rublex(ルブレックス)のCELTA(セルタ)です。
どんな流れの中でも高い安定性を保ちながら、リトリーブすることができます。
渓流ルアー3:シンキングミノー
ミノーには様々な種類がありますが、渓流ルアー釣りにおいて主に使用するルアーはシンキングミノーです。
シンキングミノーは、キャスト後一定速度で沈んでいくため、底につくまでの時間を数えておくことが必須です。
底につくまでの時間を元に、巻き始めるタイミングを調整し、ルアーを動かすレンジを変えることで魚を探ります。
巻いている間は、ストップアンドゴーやトゥイッチングといったアクションいれることで魚を誘います。
【ダイワ】ドクターミノー
初心者でも釣れるシンキングミノー
渓流ルアー釣りで使用するおすすめのシンキングミノーは、ダイワのドクターミノーです。
ミノーは、価格が他のルアーと比べるとと高めですが、ダイワのドクターミノーは安価であり、しっかりと釣ることができるので、特にルアーロストを心配する初心者におすすめします。
こんな人におすすめ
- 渓流釣りが初めてで、ルアーロストを心配している方
- シンキングミノーを使った渓流ルアー釣りに興味がある方
【ダイワ】TGベイト トラウトチューン
アワビ付きトラウトルアー
本物と見間違えるほどのTGベイトの全面にアワビを貼り付け、独特の反射でトラウトを引き付ける渓流ルアーです。
シルエットも小さく、ベイトフィッシュに近い形状となっており、トラウトにアピールします。
タングステンを使用し、比重が大きいので遠投性が高く、飛距離が必要なショアや湖でのルアーフィッシングにも使用できます。
こんな人におすすめ
- トラウトの好むエサの特徴を理解している方
- 遠投性が高く、広範囲をカバーしたい方
【DUO】スピアヘッド リュウキ 50S RPアメマス
北海道名物のミノープラグ
北海道限定カラーのアメマスを模した小型プラグです。
長さ5cm、重さ4.5gのヘビーシンキングミノータイプで、山間の細い渓流部で、キャスト後の短い間隔でのトゥイッチに素早く反応し、左右に頭を振りながら、強い流れの中でも安定したスイム姿勢を維持する低重心構造となっています。
キャスト時の飛行のブレが少ないため、ピンポイントでキャストしなければならない源流域では特に重宝します。
渓流に限らず、本流やレイクなどでも、広範囲で活躍できる万能ミノーです。
こんな人におすすめ
- 山間の細い渓流での釣りに挑戦したい初心者の方
- 渓流釣り専門家の方で、丈夫で使いやすく広範囲で使えるルアーが必要な方
渓流ルアー釣りにおすすめの仕掛け・タックル
渓流ルアー釣りは、1箇所に留まることなく場所を次々に変えながら行う釣りです。
そのため、動きやすい仕掛け・タックルを準備することが重要です。
また、タックルの他にも服装・ウェアやルアーケース・ランディングネット等の準備も必要です。
渓流ルアー釣りにおすすめのロッド
渓流ルアー釣りでは、川幅や釣りをする場所によって適しているロッドが異なります。
例えば、ロッドの長さは、川幅が狭い源流付近では4フィート程度の短めのロッドが適しています。
一方、川幅が広くなり、サイズの大きい魚が潜んでいる本流付近では6フィート程度のロッドが適しています。
長さ以外のロッドの選定基準として、硬さや調子もあります。
初心者には、万能は4.5~6フィートの長さで柔らかく、大きくしならないロッドが万能に使えるためおすすめです。
【Turing Monkey】鱒レンジャー改
全てが揃う鱒用ロッド
渓流ルアー釣りで使用するロッドの中でおすすめなのは、Turing Monkey(ツリモン)の鱒レンジャー改です。
ロッドの扱いやすさや優れたコストパフォーマンス等、この1本があれば渓流ルアー釣りを楽しむことができます。
こんな人におすすめ
- 渓流ルアー釣りが初めてで初心者向けのロッドをお探しの方
- 高価なロッドは買いたくないけれど、品質の良いロッドを手に入れたい方
渓流ルアー釣りにおすすめのライン
渓流ルアー釣りでは、ナイロンラインを使用することが一般的ですが、最近はPEラインを使用する人も増えています。
太さは4lbが基本で、大きい魚を狙う場合は5lbを使用することもあります。
【サンヨーナイロン】アプロード GT-R スーパーリミテッド
信頼性抜群の釣りライン
渓流ルアー釣りで使用するラインでおすすめするのは、サンヨーナイロンのアプロード GT-R スーパーリミテッドです。
強度が高く、1個あたりの長さも十分あるので初心者から経験者まで幅広く使用することができます。
こんな人におすすめ
- 初心者から経験者まで、幅広く使用したい方
- 強度にこだわった釣りをしたい方
渓流ルアー釣りにおすすめのリール
リールは大きく分けてスピニングリールとベイトリールがありますが、渓流ルアー釣りではスピニングリールが基本です。
渓流用に開発されたベイトロッドを使用する人は、ベイトリールを使用します。
【ダイワ】レガリス LT2000S-XH
渓流ルアー釣りで使用するリールでおすすめするのは、DAIWA(ダイワ)のレガリスです。
リールの基本的な性能が高く、コストパフォーマンスにも優れています。
渓流ルアー釣りにおすすめのスナップ
スナップとは、ルアーの取り外しがしやすいようにするための器具のことで、移動しながら釣りをする渓流ルアー釣りには必須のアイテムです。
【ダイワ】エイトスナップ
簡単取付のDAIWAスナップ
渓流ルアー釣りで使用するスナップでおすすめするのは、DAIWA(ダイワ)のエイトスナップです。
スナップといっても種類は多岐にわたりますが、エイトスナップは取付け方が簡単で、手元が多少暗くても手間取ることなく取り付けることができます。
こんな人におすすめ
- スナップの取り付け方法に不安を覚える初心者の方
- 釣り中に素早くルアーを変えたいという方
渓流ルアー釣りにおすすめの装備・服装
渓流ルアー釣りをするのであれば、以下のような装備・服装を準備しておくようにしましょう。
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【渓流ルアー釣り入門】おすすめの渓流ルアー5選!2024年の新作や人気タックルもご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。