【危険な魚をご紹介】ダツは、釣りの人気ターゲットでありながら、人に危害を及ぼす魚です。今回、釣りラボでは、ダツの特徴、生態、呼び名、生息地、値段相場を徹底解説した上で、ダツの事故例や刺さると言われている理由、おすすめのレシピや人気のお店、釣り方、さばき方などをご紹介します。ぜひご覧ください。
ダツとは?その特徴・生態をご紹介
ダツと聞いてすぐにイメージできる方は少ないかもしれません。
ただ実は日本国内では、8種類ほど、世界的に見ると32種類ものダツが分布しており、実に様々な種類のいる魚の一つです。
外見は、細くしなやかに伸びた体つきで胸ビレ以外のヒレは全体の後方に集中し、鋭い歯が生えた細く長い顎があります。
サンマやサヨリ、トビウオなどがダツの仲間で、なんとメダカもダツと同じダツ目なのです。
ダツの食性は小魚などを捕食するフィッシュイーターですが、エビやカニの甲殻類、ゴカイ類なども食べることがあります。
下記でさらに詳しく、ダツの特徴・生態をご紹介します。
ダツの呼び方
ダツの呼び方は、国や地方によって異なります。
変わった名称も多く、全て覚えるのは大変です。
別称・別名
アオサギ、アオダス、アオボネ、イシブエ、シジャー、スジイヨ、ダス、マルダツなど様々な別称があります。
英語・外国名
Needlefish、Pacific needlefish、Green gar、Houndfish、英名のNeedlefishですが直訳すると針の魚という意味で、針のように鋭い顎を見れば納得がいきます。
学名
学名とは、世界共通で使用される分類名称です。
「Strongylura anastomella」がダツの学名です。
ダツの生息地
ダツの国内生息地は、北海道から九州までの日本海側、太平洋沿岸、東シナ海、瀬戸内海沿岸で生息が確認されています。
海以外の場所では、東京都江戸川区の葛西臨海公園内にある葛西臨海水族園で展示されています。
また、日本国内では浅瀬の海に生息するダツですが、海外では淡水が交わる汽水域や淡水域でも生息していることが確認されています。
主な海外では、熱帯域や温帯域の比較的暖かい水域で多く確認されています。
骨が特徴的
ダツの骨は青や緑がかった色をしており、初めて捌く方は驚きます。
同じダツ目のサンマなどの骨も緑色をしていることがあります、毒々しい色ですがむしろ新鮮な証拠なのでご安心ください。
サヨリとの違い
見た目の特徴がそっくりなダツとサヨリですが、実は大きな違いがあります。
違いを以下に列挙します。
ダツの値段・相場価格
ダツは市場に出回ることが少ない魚です。
需要があまり無いせいか、値段・相場価格も安く、キロで1000円前後です。
ダツの危険な習性について
見た目が鮮やかなダツですが、釣り人やダイバーにとって危険な習性を持っています。
下記でダツの危険な習性についてご説明します。
水面を飛び出すことがある
海の表層に生息しているダツは、捕食時の習性に注意が必要です。
ダツは捕食の際、稚魚や小魚に反射した光に反応し捕食する習性があります。
捕食時の獲物を捕らえる速さは、時速60km以上だと言われています。
車の走行速度と変わらないなんて、ダツとの正面衝突は避けたいものです。
ヘッドライトや懐中電灯の光にも反応して、水面を飛び出すことがあります。
刺さる事故が多発している
上記でご説明した通りダツには、光に反応して突っ込む習性があるので夜釣りの際は、ダツが飛ぶかもしれないので気をつけてください。
船上からライトを水面に向けたまま覗き込んでしまい、その光に反応したダツがダーツの矢のように突き刺さるなどの事故多発しています。
実際に、ダツが原因の死亡事故も起きています。
もし、ダツが体に刺さってしまった場合は、焦ってダツを体から引き抜かずに刺したままにします。
焦って引き抜いてしまうと大量出血になる恐れがあるため、ダツの刺さった部分はそのままにして、すぐに病院へ行きましょう。
ダツを使った料理・食べ方
あまり聞き慣れないダツの調理法ですが、おすすめのダツを使った料理・食べ方をご紹介します。
御自身で釣り上げた際の、調理方の参考にしてください。
どんな味がするの?まずいって本当?
どんな味がするのか気になる方も多いかと思います。
まずいとの噂もあるようですが、味はさっぱりとした白身で、熱を加えるとしっかりとした歯応えもあります。
旬な時期・季節
ダツの旬な時期・季節をご紹介します。
四季を通して手に入るダツですが、産卵前の冬から初夏にかけての時期が良いです。
おすすめ人気のレシピ・調理方法
ここではダツのおすすめ人気のレシピ・調理方法をご紹介します。
刺身
刺身でダツを食べる際の手順は、以下の通りです。
より詳しく知りたい方は、こちらをご覧ください。
天ぷら
天ぷらでダツを食べる際の手順は、以下の通りです。
ダツを楽しめる人気のお店・レストラン
こちらでは、ダツを楽しめる人気のお店・レストランをご紹介します。
魚匠屋
住所:東京都千代田区飯田橋2-3-7ラポストビル2F
漁港直送のお刺身が楽しめるお店です。
詳細は食べログなどを参照してください。
あじろ定置網
住所:東京都港区港南4-5-1
鮮度の高い希少な魚を楽しめるお店です。
詳細は食べログなどを参照してください。
ダツにおすすめの釣り方・仕掛け
こちらでは、ダツにおすすめの釣り方・仕掛けをご紹介します。
ダツの釣り方としては、ルアー釣りや、泳がせ釣り仕掛けを使った方法があります。
ダツ釣りにおすすめの釣竿・ロッド
まずは、ダツ釣りにおすすめの釣竿・ロッドをご紹介します。
ダツ釣りにおすすめのリール
続いて、ダツ釣りにおすすめのリールをご紹介します。
【ダイワ】スピニングリール 16 ジョイナス 3000 糸付 4号-150m
デジギヤを搭載し耐久性も高く、回転フィーリングも良く、海水と淡水どちらにも使用できる使い勝手の良いスピニングリールです。
ダツ釣りにおすすめのルアー・ワーム
ダツ釣りにおすすめのルアー・ワームをご紹介します。
【Nuguri】ルアー ポッパー トップウォーター フローティングポッパー
水中では小魚のように光を反射し、魚を誘い釣果を高めてくれます。
ABS素材を使用したボディなので耐久性にも優れたルアーです。
ダツ釣りにおすすめの釣り餌
ダツの泳がせ釣りでは、餌として生きた小魚を使用するため、専用の釣り餌は使用しません。
ダツの捌き方(さばき方)
ダツの捌き方は、一般的な魚と捌き方で良いです。
捌く際は、小骨に注意をして処理してください。
実際に動画で見たいという方は、こちらの動画を参考にしてください。
ダツの基本情報まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「ダツは死亡事故例もある危険な魚!刺さるって本当?その生態や釣り方を紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。