サーフからヒラメやマゴチ、青物を狙った釣りは、とても人気があります。今回、釣りラボでは、そんなサーフ釣りにおすすめのロッドの選び方や、ターゲット別コスパ最強おすすめロッド6選、2023年の新作2選、スタンドをご紹介。ぜひご覧ください。
ロッド・釣り竿サーフロッドの特徴

サーフロッドは、重い仕掛けを遠くに飛ばすことを最も求められます。
そのため、長さがあり、しなやかさがあり、キャスト時にはよく曲がり、力を貯めることができることが理想です。
そして、曲がったロッドが元に戻ろうとする、一瞬のバネの力を仕掛けに乗せて飛ばします。
シーバスロッドとの違い
サーフロッドは、パワーを表す指標である「錘負荷」が非常に重要です。
対象魚によって、あるいは海況によって、投げるシンカーの号数は異なりますが、通常は30号(約112.5g)程度のシンカーまでは投げる可能性があります。
これを他のロッドで投げようとすればほぼロッドが壊れます。
9フィート程度のシーバスロッドであれば、ルアーキャスト負荷30〜40g前後ですので、10号(約37.5g)の錘までであればフルキャスト可能です。
ライトショアジギングロッドとの違い
ライトショアジギングロッドは、シーバスロッドよりもサーフロッドの代用品として向いています。
15号(約56.25g)くらいまでのシンカーであれば、例えば60gのルアーがフルキャストできるショアジギングロッドであれば、代用ができるでしょう。
投げ釣り専用設計のサーフロッドは、4m以上の長さがあります。
そして、ロッドの長さ、しなやかさを利用して、総重量120gを超える仕掛けを100mを超える沖のポイントに運びます。
ライトショアジギングロッドではそこまでの距離を出すことは不可能でしょう。
サーフロッドで釣れる魚
サーフロッドはシロギス、イシモチ、カレイ、ヒラメ、マゴチなどの、主に砂地に居る魚を広く探れる他、パワーもありますので中型の青物まで対応できます。
サーフロッドの選び方・ポイント

サーフロッドの選び方・ポイントについて説明して行きます。
サーフでキャストする釣りは、パワーとスタミナが勝負の釣りです。
長めのロッドに重い仕掛けをつけ、沖に向かってフルキャスト、これを一日繰り返す釣りです。
軽さが最も効いてくる要素になります。
選ぶポイント1:ロッドのタイプ
ロッドのタイプについては、スピニングロッドとベイトロッドがありますが、サーフロッドとしては、ほぼスピニングリール + スピニングロッドという組み合わせになるでしょう。
理由は、飛距離です。
ショア・サーフからのキャスティングによる釣りは、飛距離が最大の武器になるからです。
スピニングロッド
飛距離を出したければスピニングロッド+サーフキャストリールの組み合わせが一番です。
サーフキャストリールは飛距離を最大限出すために開発された大型のスピニングリールで、大口径・ロングストロークのスプールが特徴です。
ベイトロッド
飛距離はさほど必要でなく、ストラクチャーや根の周辺など厳しい場所を攻略する場合などには、サーフであってもコントロール重視で使えるベイトタックルを使用することもあります。
選ぶポイント2:ロッドの長さ
サーフロッドの長さは、飛距離を重視するのであれば長いほど有利になります。
ただ、使い勝手とのバランスで、実際は9ft〜11ftが使われることが多いです。
選ぶポイント3:ロッドの硬さ
サーフキャストは重い仕掛けを遠投する必要性から、ロッドにはしなやかなパワーが求められます。
ただ硬いだけではダメで、
ことが重要です。
選ぶポイント4:持ち運びやすさ・重さ
サーフキャストは体力を使いますので、軽さは非常に有効なポイントになります。
サーフロッドには、軽量材料であるカーボン使用率の高いロッドを選びましょう。
具体的にはカーボン使用率95%以上のものがおすすめです。
また、車釣行の場合はあまり気にならないかも知れませんが、電車釣行、あるいは自転車・バイク釣行の場合は仕舞寸法も重要です。
3ピース以上の継ぎ数のロッドや、振り出し式のロッドはコンパクトになるので大変便利です。
選ぶポイント5:デザイン・色
サーフロッドのデザインや色は、使用するリールのカラーに合わせると良いですが、個性を主張し、一目で自分のタックルとわかるコーディネートも楽しいかも知れません。
サーフロッドおすすめ人気6選

ここからは、ターゲット別におすすめのサーフロッドを合計6つ紹介して行きます。
ヒラメ狙いにおすすめのサーフロッド2選
まずは、ヒラメ狙いにおすすめのサーフロッドを紹介します。
【メジャークラフト】トリプルクロス TCX-1002SURF/H
ヒラメのショアジギングのみならず、中型以上の青物やタチウオ、マダイ、トローリングなどにも対応するパワーを兼ね備えた万能ロッドです。
また、サーフのヒラメゲームでは、30〜40g程度のジグヘッド+ソフトルアーを使うことも多く、細かいロッドアクションも可能です。
こんな人におすすめ
- ヒラメを始め、様々な種類の魚種を狙いたいと考えている方
- サーフやショアジギングで、複数のサイズのルアーやジグを使い分けながら釣りを楽しみたい方
【アブガルシア】ソルティースタイル フラットフィッシュ STFS-1032MH-KR
サーフでのフラットフィッシュゲームに特化したサーフロッドです。
非常にリーズナブルな価格ながら、ブランクスやガイドなどは上位機種の技術やパーツが使われたハイパフォーマンスロッドです。
青物狙いにおすすめのサーフロッド2選
次に、青物狙いにおすすめのサーフロッドを紹介します。
遠投性とパワーが特に重要になってきます。
【シマノ】コルトスナイパー BB S906MH
シマノのショアジギングロッドのベストセラーモデルで、売上ランキング上位の常連モデルです。
カーボンテープをX状に巻いて締め上げるハイパワーXによるブランクス補強で、遠投できるしなやかさと、青物を抜き上げるパワーを両立しています。
こんな人におすすめ
- 遠投が必要な場合や、ショアから沖を狙いたいサーフフィッシング初級者から上級者まで幅広く使える方
- 青物釣りに興味があり、そのための高性能なサーフロッドを探している方
【ダイワ】ジグキャスターMX 96MH
90gまでのジグキャストが可能で、青物全般を相手に出来るダイワのスタンダードショアジギングロッドです。
遠投性能のみならず、キャスト後のシャクリ性にも優れた細身・軽量設計で、初心者にも使いやすい全長9.6ftのロッドです。
こんな人におすすめ
- サーフで青物を狙いたい初心者の方
- サーフでの釣りを始めたい方で、青物釣りに特化したロッドを探している方
マゴチ狙いにおすすめのサーフロッド2選
次にマゴチ狙いにおすすめのサーフロッドを紹介します。
【メジャークラフト】N-ONE 3ピースモデル NSS-963LSJ
マゴチ釣りに大事なアクションはリフトアンドフォールなどのスローアクションです。
スローなアクション主体のマゴチ狙いの場合は、レギュラーテーパーのロッドでゆっくりとフォールでルアーを見せることが重要です。
N-ONE NSS-963LSJは携帯性に優れた3ピースロッドです。
こんな人におすすめ
- マゴチ釣りを始めたい初心者の方で、アクション性の高いサーフロッドよりも、取り回しのしやすい3ピースロッドをお探しの方
- マゴチ釣りにおいてスローアクションが大切であることを理解している、上級者の方
【天龍】PMS1032S-MLM
静岡県のロッドメーカー・天龍のサーフジギングロッドのスタンダードタイプです。
50gまでのメタルジグに対応する、自重184gの超軽量ロッドで、操作性の良さとパワーを兼ね備えたバランスの良いロッドです。
【2021年〜2022年新作】おすすめサーフロッド6選!

続いて、2020年以降に発売された、最新のサーフロッドを紹介します。
※2021年の最新情報は、随時更新していきます。
【パームス】ショアガン エボルブ SFSGS-811L BL
神奈川県平塚市の新進気鋭の釣具メーカー・パームスが手掛けるショアジギングロッドです。
バット部をはじめ、パワーを受ける部分には高弾性材を使用し、パワフルなキャストフィールとトルク感を実感できるハイパフォーマンスロッドです。
こんな人におすすめ
- ショアジギングを楽しみたい、初心者から中級者の方
- 高弾性材を使用した高性能なサーフロッドを求めている釣りファンの方
【シマノ】コルトスナイパー XR S100M

シマノのベストセラーショアジギングロッド、コルトスナイパーシリーズより、携帯性に優れた3ピースロッド、XRシリーズが発売されました。
カーボン使用率99.8%の高強度ロッドで、魚種を選ばず、ショアからのあらゆる釣りに対応出来るバーサタイルロッドです。
こんな人におすすめ
- ショアジギングが初めてで、初心者向けに手軽に使えるサーフロッドを探している方
- サーフからの釣りに幅広く対応できる、高い汎用性を持ったサーフロッドを探している方
【ダイワ】シーバスハンターX 96M
シーバス専用の本格ロッドですが、サーフからのヒラメ、マゴチ、ライトショアジギングなども楽しむことができるサーフロッドです。
軽量で強度の高いHVFカーボンを用いプレーティングXを用いさらにブランクスの強度を高めています。
96Mは10gから50gのルアー重量に対応し、PE2号までのラインを扱うことができます。
こんな人におすすめ
- シーバス釣りに特化したロッドを探しているが、他の魚種も釣りたいと思っている方
- サーフロッドの初心者ではなく、すでに自分に合ったロッドを探している方
【ダイワ】オーバーゼア 103M
サーフでのルアーゲームをマルチに楽しめるエントリーモデルのオーバーゼアに2021年、103Mが追加されました。
軽量設計で扱いやすく、ルアーの重みをしっかり乗せて投げやすい調子で飛距離も出せます。
103Mは10~50gのメタルジグが使用でき、最も使用頻度の高い30~40gのメタルジグが投げやすい設定となっています。
こんな人におすすめ
- サーフでのルアーゲームを始めたい初心者の方
- サーフでのルアーゲームを中〜上級者まで楽しんでいる方で、軽量で投げやすく、飛距離も出せるロッドを探している方
【ダイワ】1010ML/M
2020年、ダイワから発売のシーバスロッドです。
モアザン ブランジーノ EX AGS 1010ML/Mは、ロングレングス生かしてサーフフィッシングでの遠投性に特化されたロッドです。
シーバスだけでなくフラットフィッシュ全般のフィッシングにも応用可能です。
ロッド軽量化に伴い、エアセンサーリールシートを搭載し、気持ちの良い振り抜き感を実現しています。
こんな人におすすめ
- サーフフィッシングで遠投を行うことが多い方
- シーバスだけでなく、フラットフィッシュなど様々な魚種を釣るオールラウンドなロッドを探している方
【シマノ】ネッサXR S112M+
シマノから2021年に発売のライトショアジギングロッドになります。
ネッサXR S112M+は、ロングブランクスを生かしてサーフからのキャスティングゲームロッドとして使用出来ます。
ミノーから48gまでのジグキャストが可能な仕様になっていますので、ヒラメ・マゴチ・青物まで視野に入れたサーフゲームが楽しめます。
こんな人におすすめ
- サーフからのキャスティングゲームを楽しむ、ロングブランクスのライトショアジギングロッドを探している方
- 幅広い種類の魚を狙いたい、ミノーやジグキャストが可能なサーフロッドを探している方
【アブガルシア】XLSS-1153M40
アブガルシアから2021年発売のライトショアジギングロッドになります。
SaltyStage ProtoType XLSS-1153M40は、シリーズ最長のレングスを活かし、バッドパワーはもちろんのこと、サーフや沖堤防、沖磯など、遠投力を生かしたゲームに最適です。
やはりアブ独自のTAF製法によるブランクスは圧巻で、40g程度までのルアーであれば躊躇なくフルキャストが可能です。
こんな人におすすめ
- サーフ、沖磯釣りに興味があり、遠投力を活かした釣りを楽しみたい方
- サーフ、沖磯釣りに慣れており、より高度な釣りを楽しむために、高性能なサーフロッドを探している方
【パームス】ショアガンエボルブ SFTGS-106XXH・BL
パームスから2021年発売のショアキャスティングロッドになります。
ショアガンエボルブ SFTGS-106XXH・BLは、ジグや大型プラグを使用し、大型青物やヒラメをターゲットにして設計されたキャスティングロッドです。
サーフや突堤など、足場の低いエリアからでも振り抜き易く、コルクグリップの安定性でキャストパワーを逃さずロッドに伝える事が出来、沖の掛け上がりまでルアーを供給する事が可能なロッドです。
こんな人におすすめ
- サーフや突堤で大型青物やヒラメを狙う上級者の方
- 足場の低いエリアからでも振り抜きやすく、ルアーを正確に供給したいサーフィン釣り初心者の方
【ジャッカル】BRS BRS-S106M+SURF
BRS BRS-S106M+SURFは、2021年にジャッカルから発売になった、サーフ向けキャスティングロッドになります。
ロングキャスト時のバイトを明確に獲る専用ティップが搭載され、フラッドレベルのアワセに対しても、ベリーとバッドに柔軟性を加えたことにより、しっかりしたフッキングに持ち込むことが可能なキャスティングロッドに仕上がっています。
こんな人におすすめ
- サーフキャスティングに慣れており、長距離へのキャストができ、しっかりとアワセを合わせ、魚を獲ることができる経験者
- サーフキャスティングに初めて挑戦する初心者で、使いやすく、簡単にロングキャストできるロッドを探している方
おすすめのサーフ用ロッドスタンド

最後に、サーフで必須のロッドスタンドを紹介します。
クーラーボックスやハードタックルケースなどに後付けできるタイプのロッドホルダーが便利ですよ。
自作するという方もいらっしゃいますが、初めは完成品を購入することをおすすめします。
【メイホウ】ロッドスタンド BM-250 Light
明邦製タックルボックス・バケットハウスシリーズなどにワンタッチで装着できるロッドスタンドです。
スタンドの長さを3段階に切り替えることができ、さまざまなロッドを立て掛けることができます。
【DRESS】ロッドホルダー ライト ブラック
フローティングベストやウエア、ランガンバッグなどのベルト部に簡単に装着でき、さらに刺したロッドを固定するラバーベルトもついています。
ランディングネットを固定することも可能です。
サーフロッドについてまとめ

いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「【2023年】サーフロッドおすすめ15選!ヒラメ・青物向けの人気製品をご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。
サーフロッドを
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