GT(ロウニンアジ)は、釣りのターゲットとして非常に人気のある魚です。今回、釣りラボでは、そんなGTという魚について、その生態、名前の意味や由来、大きさ・重さ、鳥を食べる動画、釣り方、タックル、おすすめレシピ、漢字名をご紹介。
GT(ロウニンアジ)とは一体どういう魚なの?
ルアー釣りを行う人なら一度は釣ってみたいと思う魚、それがGT(ロウニンアジ)です。
GTを狙う釣りはGTフィッシングと呼ばれ、世界中に多くのファンがいます。
GTは大型の肉食魚で、広い海域の温暖な海に生息しています。
有名なところではハワイやバリといった海に生息しています。
日本で見ることができるのは沖縄などの南日本に限られます。
なぜGTと呼ばれるの?その由来・意味とは?
ロウニンアジがGTと呼ばれる理由は、ロウニンアジの英名から来ています。
「Giant Trevally」という英名の頭文字をとってGTと呼ばれるようになりました。
なお、ロウニンアジは漢字だと、魚へんに強で「魚強(ロウニンアジ)」と書きます。
重さ・大きさは最大どれくらいなの?
ロウニンアジは超大型の魚です。
その大きさは体長は180cm・体重は80kgにも成長します。
釣りによって釣りあげられた最大サイズは鹿児島県のトカラにて釣りあげられた72.8kgのGTがIGFAの世界記録となっています。
鳥を食べるって本当?
ロウニンアジは肉食魚で小魚や甲殻類はもちろん、鳥を捕食することもあります。
魚が鳥を食べると聞いて信じられないかもしれませんが、ロウニンアジは飛んでいる鳥でさえも襲う肉食魚なのです。
以下のYouTube動画に衝撃的な映像が映っていますので是非見てみてください。
GT(ロウニンアジ)の釣り方・おすすめタックル
GTフィッシングはタフな釣りになりますので、生半可な装備や釣り方ではまず釣れません。
しっかりと準備してGTに挑むようにしましょう。
釣り方とおすすめのタックルを紹介しますので参考にしてみてください。
GTフィッシングを楽しめる場所
GTフィッシングを楽しめる場所は暖かい海になります。
日本でGTフィッシングのメッカになっている場所は3種類です。
まずは沖縄県(本島・宮古島・石垣島)です。
各島にGTフィッシング専門の船があり、広い海域で楽しめるのが特徴です。
次は鹿児島県トカラ列島です。
先に紹介した世界記録のGTが釣れたポイントもあり、大きさを求めるGTアングラーに人気です。
鹿児島県の種子島も人気のスポットです。
この辺りがGTが生息する北限の場所であると考えられていますが、アクセスの良さから人気のスポットになっています。
また、海外でもGTフィッシングは人気のゲームフィッシングです。
有名どころだとモルディブやインドのアンダマン諸島がGTフィッシングを楽しめるスポットとして有名です。
日本からもフィッシングツアーで行くことができますので是非行ってみてはいかがでしょうか。
GTフィッシングにおすすめのタックル・釣具
GTフィッシングの楽しみは何と言っても掛かったGTとの手に汗握る戦いです。
その引きの強さは体ごと海に持っていかれそうな感覚に陥ります。
しっかりとGTの魚体の重みを感じる釣りはGTフィッシングならではと言えるでしょう。
その分、装備も負荷に耐えられるような強力なタックルを選ぶことになります。
GTフィッシングのおすすめのタックルを紹介しますので是非参考にしてみてください。
おすすめロッド
GTフィッシングをする際の絶対条件はロッドが折れないことです。
そんな心配をしなくても良いロッドを選ぶようにしましょう。
【SHIMANO】オシアプラッガーBG モンスタードライブ S83XH-3
シマノが大型魚専用に開発したロッドです。
遠征用に3ピース構造になっているので飛行機での移動も楽になります。
【SHIMANO】オシアプラッガーBG モンスタードライブ S83XH-3
ヤマガブランクスが発売するGT専用のブルーリーフシリーズの中でも最高の張りを持たせたモデルです。
しっかりと体重を預けてGTと戦うことができるでしょう。
おすすめリール
GTは掛かると急激に潜る習性がありますので200m以上巻けるリールが必要です。
また、当然ドラグ性能も求められます。
【シマノ】ステラ SW 14000XG
圧倒的なドラグ性能を持つステラSWです。
ヒートシンクドラグという機能があり、熱ダレによるドラグ性能の低下を防いでくれます。
【Daiwa】ソルティガ 14000-XH
Daiwaが誇る高性能リールであるソルティガシリーズです。
大型リールでありながらとてもスムーズに巻くことのできるリールです。
おすすめルアー
GTは普段海面付近を泳いでいる魚ですので、ルアーも海面付近を狙えるルアーを使用します。
また、強力な力に耐えうる耐久性の高いルアーであることも重要なポイントです。
GT(ロウニンアジ)を食べることはできる?
GTはスポーツフィッシングとして有名で、ほとんどの場合は釣った後はリリースをするのですが、実は食べることができます。
どんな味がするの?
ロウニンアジの身はうま味が強いことが特徴です。
少しねっとりとした脂がのった身は甘みを感じることができます。
毒があるって本当?
GTを食べる時に気を付けなければいけないことは、30cm以上の大型GTはシガテラ毒という毒性を持つ可能性があるということです。
シガテラ毒は熱帯に生息する魚特有の毒で、食中毒を引き起こす毒ですので注意しましょう。
美味しいおすすめのレシピ・魚料理
美味しいGTの食べ方といえば魚の身の甘みを感じられるお刺身とマース煮と呼ばれる塩煮です。
GTお刺身は甘くねっとりとした身を楽しむことができます。
沖縄で良く食べられているマース(煮)です。
GTの捌き方
GTの捌き方は基本的にはアジを捌く手順と同じです。
以下のYouTube動画で丁寧な手順が紹介されています。
GT(ロウニンアジ)を漢字で書くとどうなる?
GTは漢字で書くと浪人鯵と書きます。
但し、GTアングラーとして知られる大久保幸三さんがGTのその強力な力に惹かれて魚偏に強と書いた造語「魚強」という文字を使う方もいます。
GT(ロウニンアジ)と呼ばれる魚についてまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「GT(ロウニンアジ)ってどんな魚?その意味や由来、釣り方や食べ方をご紹介」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。