【人気の巨大魚をご紹介】タマカイは、サメを丸呑みしてしまうと言われるぐらい大きな魚であり、人食いの噂もあるほどです。今回、釣りラボでは、タマカイの特徴、生態、大きさ、呼び名、生息地、値段相場を徹底解説した上で、タマカイの味、おすすめのレシピ、人気のお店、釣り方などをご紹介します。
巨大魚タマカイとは?その特徴・生態をご紹介
巨大魚タマカイについて、その特徴・生態をご紹介します。
タマカイとは、スズキ目ハタ科マハタ属に属しています。
見た目の特徴は、幼体時は灰褐色の体に黒や黄色の斑点のようなものがあり、成長するにつれ色合いにも変化が現れます。
生体になると縁褐色に変化していき、徐々に斑点状の柄も薄くなります。
タマカイの食性は高く、大型のエビやカニなどの甲殻類、サンマやイワシなどの魚類、サメやエイやウミガメなどの海の生物を食べることもあります。
タマカイは近年、確認されている成体の確認数が減少傾向にあり、2017年に海洋生物レッドリストで絶滅危惧IA類に判定されました。
海外でも、いくつかの地域で釣り規制対象の種類に登録されています。
タマカイの呼び方
タマカイの呼び方について詳しくご紹介します。
別名を知ると、どんな魚なのか興味が湧く名称です。
漢字名
タマカイの漢字名は、魂が交ると書いて魂交と表します。
漢字名で表記するとなんだか神秘的な名前に感じます。
別称・別名
タマカイの別称・別名は、アーラーミーバイやモングエと言われ、一部地域では人食いハタとも呼ばれています。
英語・外国名
英語名では、巨大ハタの意味でGiant grouperと言われています。
見た目通りの名称です。
学名
世界共通で使用される分類名称を指すタマカイの学名は、Epinephelus lanceolatusと表記されます。
タマカイの生息地
タマカイの生息地をご紹介します。
タマカイは、サンゴ礁や岩場の浅瀬などで姿をよく確認されます。
日本国内では、和歌山、伊豆、琉球列島、小笠原諸島などに生息しています。
日本以外の生息地では、太平洋、東シナ海、南シナ海、オーストラリア北東岸、カロリン諸島、ハワイ諸島、ライン諸島、インド洋、アフリカ東海岸、紅海などに生息しています。
大きさは最大どれくらい?
タマカイの大きさは、2mほどまで成長します。
過去に最大で、サイズが約3m 重さ約400kgにもなる大型のタマカイも確認されています。
もし、水中で巨大なタマカイに出会ったら驚かずにはいられません。
カスリハタとの違いは?
タマカイとよく間違われる、カスリハタとの違いをご紹介します。
カスリハタのサイズが最大1.2mほどで、タマカイほど大きくなりません。
スタイリッシな見た目で、体に絣模様の斑点があり、斑点を水中で見るとジャガイモのように見えるため英名でPotato grouperと呼ばれます。
対して、タマカイには絣模様の斑点はありません。
成熟したハタ類の見た目は、徐々に体の特徴である斑点模様が確認しづらくなり、素人目でハタ類の種類を見分けるのは困難になります。
タマカイの値段・相場価格
タマカイの値段・相場価格をご紹介します。
国内産のタマカイの相場価格がキロ4000円前後、 海外産はキロ2000円前後で取引されています。
タマカイは一匹あたり何万円もする高級魚のため、店頭で販売されている姿を確認することは滅多にありません。
クエとの掛け合わせ「クエタマ」とは?
クエとタマカイの掛け合わせ「クエタマ]についてご説明します。
クエタマとは、日本で高級魚と知られるクエとハタ科の中でも最大級のタマカイを人工交配で作られたものです。
何故、クエの養殖ではなくタマカイと掛け合わせたクエタマを作り養殖するのかというと、クエの養殖は製品として出荷できるようになるまでに4年〜5年程かかり大変コストがかかります。
対してタマカイの生育期間は、2年程で出荷できるまでに成長します。
クエの良質な味と、タマカイの早い成長スピードを兼ね備えた優秀な品種が2種を掛け合わせることでローコストで養殖できるため、近年需要が高まっています。
タマカイを使った料理・食べ方
グルメな方には定評の高級魚なタマカイですが、一般の方は味わった経験がない方が多いと思います。
そこで、どんな料理方法や食べ方があるのか、タマカイを使った料理・食べ方をご紹介します。
どんな味がするの?
透明感のある白身で、大きい個体ほどあぶらも乗っているため美味です。
味わいは、ヒラメやタイなどの白身魚に近いです。
さらに、捌いた切り身を3日〜5日程熟成させると旨味成分であるアミノ酸が増加するため旨味が増します。
栄養素・カロリー
タマカイはの栄養素は豊富で、高タンパク、低カロリーです。
味はクセもなく、栄養価も高いバランスの取れた魚です。
旬な時期・季節
タマカイの旬な時期は、暖かくなり始める春〜秋の時期です。
冬の水温が低下する時期は、活性が落ちるため食いつきがイマイチです。
シガテラに注意
タマカイをはじめ大型のフィッシュイーターには、稀にシガテラという毒を持つ個体もいるので注意が必要です。
シガテラとはプランクトンから生成される自然毒で、シガテラを持つ海産物を摂取すると中毒症状を起こして、下痢、嘔吐、腹痛などの消化器系の症状から、手足の痺れ、関節痛、筋肉痛などの関節系の症状がでます。
死亡例は少ないですが、自身で採取した海産物を食す場合には注意してお召し上がりください。
おすすめ人気のレシピ・調理方法
タマカイのおすすめ人気のレシピ・調理法をご紹介します。
刺身
3日〜5日間熟成させた身を、薄く切ります。
醤油やユズ塩などにつけて、お召し上がりください。
塩焼き
軽く塩を振り、ラップ等で包み冷蔵庫で一晩寝かせてから焼きます。
しゃぶしゃぶ
刺身サイズに切ったタマカイの身を、昆布などで取った出汁につけてお召し上がりください。
ムニエル
タマカイの切り身を白ワインに1時間ほどマリネしてから片栗粉をまぶして、フライパンに切り身とニンニクを一緒に入れオリーブオイルで揚げ焼きにします。
ソースはお好みに合わせておかけください。
タマカイを楽しめる人気のお店・レストラン
タマカイを楽しめる人気のお店・レストランをご紹介します。
アルテシンポジオ:兵庫県西宮市寿町5-16
雰囲気の良いイタリアンのお店です。
詳しい内容は食べログ等をご参照ください。
ちゅらさん亭:沖縄県那覇市東町5-15
新鮮な沖縄料理を提供するお店です。
詳しい内容は食べログ等をご参照ください。
タマカイにおすすめの釣り方・仕掛け
ここでは、タマカイにおすすめの釣り方・仕掛けをご紹介します。
タマカイの釣り方には、ルアー釣りや餌釣りがおすすめです。
エサはサンマやイワシなどの身餌、イソメなどです。
タマカイ釣りにおすすめの釣竿・ロッド
まずは、タマカイ釣りにおすすめのロッドをご紹介します。
【Gokuspecial】Light ST(スタンディング) Limited 180
竿先が柔らかく弾きが少なく、アタリに合わせやすいです。
大型の魚でも安心したランディングが楽しめるロッドです。
タマカイ釣りにおすすめのリール
続いて、タマカイ釣りにおすすめのシマノリールをご紹介します。
【シマノ】15 ツインパワーSW 14000XG
メーカー独自のギアシステムを搭載しており回転も滑らかで、ドラグ性能も高く、衝撃にも強い剛性も兼ね備えたスピニングリールです。
タマカイ釣りにおすすめのルアー・ワーム
タマカイ釣りにおすすめのルアーを1つ、同じくシマノの商品からご紹介します。
【シマノ】オシア 別注平政
本物のイワシのようなフォルムで、水中ではアクティブなアクション性と煌びやかなカラーリングにより魚を惹きつけます。
キャスト時も安定して投げれるよう設計されたルアーです。
タマカイ釣りにおすすめの釣り餌
タマカイの餌釣りでも、やはりイソメは有効です。
おすすめのイソメをご紹介します。
タマカイの基本情報まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回、釣りラボでは、「「タマカイ」はサメを丸呑みする巨大魚!?人食いハタの生態をご紹介!」というテーマに沿って、
といったことをご紹介してきました。
他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
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最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。