PEラインの結び方を徹底解説!リーダー・ルアー・リールとの正しい結び方

PEラインは、ショックリーダーやルアー、リールのスプール、スナップなどと結んで使う釣具です。そんなPEラインの正しい結び方を、状況別に詳しくご紹介。また、一番簡単で最強のおすすめの結び方もあわせてご紹介。ぜひご覧ください。

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PEラインの特徴・性質

PEライン

出典:写真AC

PEラインは、UHMWPE(超高分子ポルエチレン)樹脂を繊維化して作ったフィラメントを数本束ねて編み込んだ糸で、ナイロンやフロロカーボンラインと比較して、引っ張り強度が約4倍あり、比重が軽く、吸水せず、ほとんど伸びないという特徴があるラインです。

これだけ見ると良いことばかりのように思いますが、PEラインは摩擦に弱く、根ズレなど物理的な摩擦やラインを結ぶ際の摩擦熱などが加わると極端に強度が落ちる弱点もあります。
そのため、ショックリーダーが必要になります。

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PEラインとショックリーダー(ライン同士)の結び方

PEライン

出典:写真AC

PEラインの先に、1〜1.5mほどの長さのショックリーダーを結びますが、PEラインは非常に締結性が悪く、「摩擦系ノットは」と呼ばれる特殊な結び方でラインシステムを組まないと、すっぽ抜けの原因になってしまいます。

以下は代表的なPEラインとショックリーダーの結び方です。
動画をよく見て、何度も練習し、完璧にマスターしましょう。

全部覚える必要はありません。
完全にマスターしたノットが2〜3種あれば十分です。
練習の際は太い紐を2本使ってやるとやりやすいです。

PEラインとリーダーの結び方1:FGノット

FGノットは、はじめは取っつきづらいかもしれませんが、慣れてしまえば比較的簡単に結ぶことができます。

  • 左手の人差し指と薬指にPEラインをそれぞれ10回程度巻く
  • 人差し指と薬指の間のラインを引き出し、リーダーを交差させる
  • リーダーにPEラインを手首を回しながら20回程度編み込んで行く
  • 左手の指に巻いたPEラインをはずす
  • PEラインとリーダー本線を一緒にハーフヒッチで数回編み込む
  • PEラインをハーフヒッチで止める

このノットは、リーダーに巻いたPEラインがどれだけきちんと締め付けられているかが強度のカギとなります。

PEラインとリーダーの結び方2:SCノット

SCノットは、とても簡単な手順で、非常に強度が出るノットです。
締め込みにコツが要りますが、正しく締め込みができた場合は大変強いラインシステムが出来上がります。

  • PEラインを30cm程度2つ折りにする
  • 2つ折りにしたPEラインをリーダーに20〜25回程度巻きつける
  • 2つ折りにしたPEラインの先端の輪にリーダーの端糸を通して締め込む

PEラインとリーダーの結び方3:ノーネームノット

8の字ぐるぐるノットとも呼ばれる結び方です。
難しい結び方ではありますが、慣れれば現場でも短時間で結べて、すっぽ抜けも少ない優れたノットです。
どちらかと言うと細いライン同士の結束に向いています

  • リーダーで8の字を作る
  • 8の字の中にPEラインを通し、その先のリーダーにPEラインを10回程度巻きつける
  • 10回巻いたらハーフヒッチで止める
  • 巻いてきた方向に戻すように、8の字に向かってさらに10回巻く
  • 最初にリーダーで作った8の字に通した時と同じ方向にPEラインを通す
  • リーダーの8の字を締め付ける
  • PEラインの端糸で、PEライン本線とリーダー本線をハーフヒッチで5〜6回編み込む
  • PEラインの端糸でPEライン本線だけをハーフヒッチで8回程度編み込む

PEラインとリーダーの結び方4:ファイヤーノット

ファイヤーノットは、ノーネームノットの手順を簡易化したようなノットですが、非常に強度が高いと言われています。
太いライン同士でも組みやすいノットです。

  • リーダーで輪を作る
  • リーダーの輪の下からPEラインを通し、長めにラインを取る
  • リーダーの輪の本線と端糸を一緒に10回程度PEラインを巻きつける
  • 巻きつけてきた方向に戻るように重ねて10回程度PEラインを巻きつける
  • リーダーの輪にPEラインの端糸を通して締め込む

PEラインとリーダーの結び方5:オルブライトノット

強度はあまり強いとは言えませんが、大変簡単な結び方で、古くから多用されています。
太さの異なるライン同士の結束にも向いています

  • リーダーを2つ折りにする
  • 2つ折りにしたリーダーの下からPEラインを通し、リーダーの本線と端糸を一緒に10回ほど巻きつける
  • リーダーの折り返し部に出来た輪の中にPEラインの端糸を通し締め付ける

PEラインとリーダーの結び方6:エイトノット

エイトノットは、アウトドアのロープワークで多用されるノットで、全てのノットの基本となる結び方です。
ぜひ覚えてください。

  • リーダーとPEラインを重ねて輪っかを作る
  • 輪っか根元を1回ひねり、リーダー側の端糸を輪っかに通し、端糸を締め付ける
  • リーダーとPEラインの本線を締め付ける

PEラインとリーダーの一番簡単な最強の結び方はどれ?

PEラインとショックリーダーの結束で、簡単で強度も高い結び方はSCノットと言えるでしょう。

ただし、SCノットに限らず、ラインをシステムは正しい手順で結べていて、かつ正しく締め付けができていてはじめて最大の締結強度が出ます。
失敗したと思ったらそのままにせず、必ず切り捨ててやり直しましょう。

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PEラインとルアー・スナップを直結で結ぶ方法

PEライン

出典:写真AC

ここからは、PEラインとルアー、スナップ、サルカンなどを直結する場合の結び方を紹介します。

PEラインは滑りやすく、金具に直結する場合はその結び方、締め付け方には細心の注意が必要です。
実際、ソルトウォーターではPEラインとルアーやスナップやサルカンなどを直結することはほとんどありませんが、バス釣りでスピニングリールとフィネス系ルアー使い、カバーを執拗に攻めるようなパワーフィネスのアングラーには直結する人も存在します。

PEラインと金具の結び方1:パロマーノット

パロマーノットは非常に簡単で強度が強い、ルアーのアイとの直結には最適のノットです。

  • ラインを2つ折りにしてルアーフィッシングアイに通す
  • ルアーアイに通した2つ折りのラインを大きめに緩く1回結ぶ
  • 2つ折りにしたラインの先端の輪にルアーをくぐらせて締め付ける

PEラインと金具の結び方2:クリンチノット

クリンチノットは非常に簡単な結び方で、ルアーアイに通したラインを4〜5回ひねり、端糸をルアーアイにできたラインの輪に通すだけの結び方ですが、PEラインの直結には向いていません
力が掛かるとすっぽ抜けてしまいます。

スプールにラインを巻く際の最初の固定にはクリンチノットがやりやすいでしょう。
どうしてもクリンチノットでルアーを結ぶなら、ダブルクリンチノットにしましょう。

PEラインと金具の結び方3:漁師結び(完全結び)

漁師結びはPEラインの直結には向いています
引っ張る力がかかる芳香はラインが締まる方向だからです。

手順は難しくありません。
慣れが必要ですが、慣れてしまえば非常に使い勝手の良い、信頼できる結び方となります。

  • ラインを2つ折りにしてルアーアイに通します
  • 通したラインをさらに2つ折りにします
  • ラインの端糸で2つ折りにしたダブルライン(計4本)を5〜6回外掛け結びにします
  • 2つ折りにして出来たラインね輪に端糸を通して締め込みます

PEラインと金具の一番簡単な最強の結び方はどれ?

これらの結び方で、一番簡単な結び方はパロマーノットです。
正しく締め込みが行われていれば強度も最強ですが、正しく締め込みが出来ていないアングラーが多いのもパロマーノットの特徴です。

そういった意味では、漁師結びの方が強度は安定するでしょう。

何度も言いますが、正しい手順で結ばれていて、正しく締め込みが行われた時だけ、最大の強度が得られます。

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PEラインの結び方についてまとめ

PEライン

出典:写真AC

いかがでしたでしょうか?

今回、釣りラボでは、「PEラインの結び方を徹底解説!リーダー・ルアー・リールとの正しい結び方」というテーマに沿って、

  • PEラインの特徴・性質
  • PEラインとショックリーダー(ライン同士)の結び方
  • PEラインとルアー・スナップを直結で結ぶ方法

といったことをご紹介してきました。

他にも、釣りラボでは、釣りに関連する様々な記事をご紹介しています。
もし、釣りに関してまだ知りたいことがあれば、サイト内検索をご利用いただくか、ぜひ関連する他の記事をご覧ください。

最後まで読んでいただき、誠にありがとうございました。

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監修者:釣りラボ編集部

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